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小山書店(おやましょてん)はかつて日本に存在した出版社。『チャタレイ夫人の恋人』を発行した出版社として知られている。 == 概要 == 1933年に小山久二郎〔小山は安倍能成の甥で、岩波書店勤務を経て創業。〕が東京市小石川区諏訪町に創業する(のち麹町区富士見町に移転)。処女出版物は野上弥生子『入学試験お伴の記』、ついで本多顕彰による翻訳本『ハムレット』『ロミオとジュリエット』を発行する。文学書を中心に『新風土記叢書』(太宰治の『津軽』はこの第七編として刊行されている)、『現代詩代表選集』など多くの良書を世に送り出している。また、小山は装幀に力を入れており、松江絣の模様を用いたり、三味線皮を用いたりなど非常に凝ったものにしている。1950年に発行した伊藤整訳『チャタレイ夫人の恋人』がわいせつ文書として告発され(チャタレー事件)、その影響で小山書店は倒産する。その後、小山書店新社を興すが、チャタレー事件の影響で生じた負債で長くは続かなかったようである〔『ひとつの時代-小山書店私史』に「五回の戦災と、三回の倒産により」とある〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小山書店」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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