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小林 正明(こばやし まさあき、1947年1月3日 - 1998年2月25日)は、日本の実業家。自動車の装飾品など扱う小売会社「ゲインズ」などを経営。1989年の朝日杯3歳ステークス、1990年の東京優駿(日本ダービー)他に優勝したアイネスフウジンなどを所有した馬主でもあった。 == 経歴 == 25歳のとき自動車の装飾品・部品を扱う会社を設立して業績を挙げ、小林の会社「ゲインズ」は一時F1レースのスポンサーにも名を連ねた〔『優駿』1990年7月号、pp.56-58〕。1988年12月に日本中央競馬会(JRA)の馬主資格を取得し〔、翌年にはアイネスフウジンが朝日杯3歳ステークスを制してGI競走に初優勝。翌1990年には、中央競馬史上最多の入場人員を記録した〔『優駿』1990年7月号、p.138〕日本ダービーに優勝し、資格取得から2年でダービーオーナーとなった。ほか1993年の府中3歳ステークス〔当時は重賞昇格前〕を制したアイネスサウザーなども所有した。 その後、本業でも関東から東海地方に続々と店を出していったが〔『朝日新聞 縮刷版 1998年2月号』、p.1349〕、業界は日本ダービー優勝の頃をピークとして以後景況が悪化していった〔。小林も1996年頃に銀行からの新規融資を断られ〔、1998年2月25日、東京都国立市内のホテルにおいて自動車関連企業の社長2名と共に心中自殺(縊死)した〔『朝日新聞 縮刷版 1998年2月号』、p.1309〕。51歳没。他の2名とは20年来の取引相手かつ友人であり、互いに手形を融通しあって資金を調達していたが、資金繰りに行き詰まったとされる〔。自殺した25日は決済日であった〔。小林には4億円の死亡保険が掛けられており、家族に対する遺書のほかに、会社の机上に「保険金を資金繰りの足しにしてください」という遺書が残されていた〔。会社は37億円の負債を抱え、小林の死去から2日後に自己破産手続きに入った〔『朝日新聞 縮刷版 1998年2月号』、p.1402〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小林正明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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