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小田仁二郎 : ミニ英和和英辞書
小田仁二郎[おだ じんじろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [にん, じん]
 (n) kernel
: [に]
  1. (num) two 

小田仁二郎 : ウィキペディア日本語版
小田仁二郎[おだ じんじろう]

小田仁二郎(おだ じんじろう、1910年12月8日-1979年5月21日)は、日本の小説家
山形県南陽市生まれ。早稲田文学仏文科卒後、都新聞に勤める。戦後になって丹羽文雄の『文学者』に参加。1948年に真善美社の「アプレゲール叢書」の一冊として刊行された「触手」で文壇の一部からは評価されたが、その難解さから商業誌には迎えられなかった。1952年「昆虫系」で芥川賞候補、53年「からかさ神」で芥川賞候補、54年「塔の沢」で直木賞候補。またこの頃、『文学者』同人の瀬戸内晴美と知り合い、後に同棲同然となる。
1956年に『文学者』が解散すると、同人誌『Z』を主宰し、瀬戸内、吉村昭、吉井徹郎、宇野義雄らが参加、後に北原節子(津村節子)が参加する。瀬戸内が『新潮』の同人雑誌特集号に書いた「女子大生・曲愛玲」が、1957年の新潮社同人雑誌賞を受賞すると、『Z』も注目を集めるようになる。『Z』は3か月ごとに定期的に発行され、吉村と北原が次第に認められるようになった。『Z』に連載していた時代小説「写楽」を認められ、小田は1958年5月から『週刊新潮』で「流戒十郎うき世草子」を連載し、これにより出版社からの出版の申し入れが来るようになった。同年秋に『Z』は廃刊する。
その後瀬戸内、鈴木晴夫、宇野義雄と新しい同人誌を発行し、これは雑誌名も表紙もないという風変わりなものだった。これに小田は「写楽」の続編を書き、瀬戸内の書いた「東慶寺」は後の長編「田村俊子」の序章となった。1959年「蚤芝居」で時事文学賞受賞。
==著書==

*触手 真善美社 1948年
*おもしろい神話ものがたり 大津順一 東西文明社、1953年
*少年ノーベル賞ものがたり ノーベルとはどんな人か 高嶺洋 東西文明社、1953年
*まがり恋染控 浪速書房 1959年
*浮世絵小僧 正続 浪速書房 1959年
*秘戯図 小壷天書房 1959年(「写楽」改題)
*魔剣侍 浪速書房 1959年
*流戒十郎うき世草紙 新潮社 1959年
*紅太郎艶殺帖 東方社 1959年
*白い触手 アサヒ芸能出版 1960年
*愛の部屋 東方社 1964年
*女は生きる 現代名作案内 文化服装学院出版局 1965年
*サムライたち 歴史すきゃんだる 久保書店 1965年
*背中と腹 河出書房新社 1965年
*女の植物 東方社 1965年
*静かな生のなかで 東方社 1966年
*流戒十郎うき世草紙 続 芸文社 1966年 (芸文新書)
*魔剣 芸文社 1966年

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小田仁二郎」の詳細全文を読む




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