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小田原急行鉄道151形電車(おだわらきゅうこうてつどう151がたでんしゃ)は、1927年に小田原急行鉄道が導入した座席・荷物合造の電車である。 本項目では151形を改番したデハニ1250形、デハ1250形、デハ1300形、デニ1300形、およびクハ1350形についても解説する。 == 概要 == 小田原急行鉄道は1927年(昭和2年)10月15日に小田原線の全線複線化を完成させ、それと同時期に導入されたのが本形式である。 同時に121形および131形(ともに101形参照)も導入されたが、座席配置、トイレ・手荷物室の有無、および扉数が下記の通り異なっている。 * 121形 - トイレ・手荷物室なしの2扉セミクロスシート車 * 131形 - トイレ・手荷物室つきの2扉ロングシート車 * 151形 - トイレと121形より広い手荷物室つきの3扉(1扉は手荷物室専用)ロングシート車 3形式とも先行するデハ101形に準じた車両で、新宿駅から稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)以西へ直通する長距離列車用として設計された16m級半鋼製車である。ただし、メーカーが日本車輌製造から藤永田造船所に変わり、前面が独特の平妻型形状となった。 1942年に小田急電鉄(1941年小田原急行鉄道から新発足)が東京急行電鉄(大東急)に合併されるとデハニ1250形へ改番され、1946年には荷物室を廃しデハ1250形となった。 その後、1948年に東京急行電鉄から新生・小田急電鉄が分離独立するとデハ1250形も小田急電鉄へ引き継がれ、1950年に行なわれた分離独立後の改番でデハ1300形となった。 1956年には、老朽化の著しかった2両が電装解除されクハ1350形となった。また、同年1400形(旧201形)から1両が更新の上、デハ1300形に加わった。 デハ1300形は、小田急の電車としては最後まで両運転台車両として存置され、他のHB形制御方式の車両(HB車)が全廃された後も廃車にはならず、荷物車代用として活用された。1969年には正式に荷物車デニ1300形に車種変更され、1984年の荷物輸送全廃まで使用された。 また、クハ1350形は1959年に更新され、1400形と同形態の車体となったが、1968年に2両とも廃車された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小田原急行鉄道151形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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