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小田急60000形電車(おだきゅう60000がたでんしゃ)は、2008年に小田急電鉄(小田急)が運用を開始した特急用車両(ロマンスカー)である。 日本では初めての事例となる「座席指定制特急列車の地下鉄直通」を目的として登場した特急車両〔で、2012年3月17日以降は東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線に直通する特急「あさぎり」にも運用が開始されている〔。「多彩な運行が可能な特急列車」という意味で "Multi Super Express" (略して「MSE」)という愛称が設定され、2008年にはワトフォード会議 (Watford Group) より第10回ブルネル賞車両部門奨励賞を〔、同年度には日本産業デザイン振興会より「グッドデザイン賞」を〔、2009年には鉄道友の会より「ブルーリボン賞」を受賞した〔。 小田急では、編成表記の際には「新宿寄り先頭車両の車両番号(新宿方の車号)×両数」という表記を使用しているため、本項もそれに倣い、特定の編成を表記する際には「60051×4」「60253×6」のように表記する。また、特に区別の必要がない場合は東京地下鉄(東京メトロ)千代田線・有楽町線をまとめて「地下鉄線」と表記し、初代3000形は「SE車」、3100形は「NSE車」、7000形は「LSE車」、10000形は「HiSE車」、20000形は「RSE車」、30000形は「EXE車」、50000形は「VSE車」、本形式60000形は「MSE車」、箱根登山鉄道箱根湯本駅へ乗り入れる特急列車については「箱根特急」と表記する。 == 登場の経緯 == 小田急の前身となる小田原急行鉄道は、もともとは東京都内の地下鉄事業を行う計画で1919年に立ち上げられた東京高速鉄道〔後に東京地下鉄銀座線の一部となる路線を建設した東京高速鉄道とは別。〕の延長線として設立された鉄道会社であった〔。この東京高速鉄道は、実際に地下鉄の建設には着手されないまま1924年に免許が失効している〔。 戦後間もない1946年に、東京急行電鉄(大東急)では「鉄道復興3カ年計画」の中で、郊外電鉄の都心乗り入れを計画として盛り込んでいた〔。大東急から小田急電鉄として分離発足した直後の1948年8月には、南新宿駅から東京駅までの地下鉄敷設免許を申請していた〔。出願後しばらくは自社内の輸送力増強に追われて動きがなかった〔が、1955年頃には箱根と日光を直結することを想定し、将来東武鉄道と連絡することを付記した上で出願路線の一部を変更していた〔。これらの計画は結局実現しないままであったが、北千住駅で東武鉄道と接続している帝都高速度交通営団(営団地下鉄・当時)千代田線が1978年3月31日に全通し、小田急と相互乗り入れを開始している〔。 その後、小田急と東京メトロでは、小田急のロマンスカーを千代田線に乗り入れる計画を2005年5月17日に発表した〔。この計画では、小田急が地下鉄線乗り入れに対応した新型特急車両を製造し、平日夕方に湯島駅から町田駅・相模大野駅の運行を行い〔、土休日には新宿発着の特急に使用する計画となっていた〔。2006年秋には車両仕様が発表され、VSE車に続いて岡部憲明がデザインや設計を担当し、2007年9月に竣工と公表された〔。 こうして、日本で初めてとなる、地下鉄線に直通する座席指定制特急車両として登場したのがMSE車である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小田急60000形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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