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小田急電鉄株式会社(おだきゅうでんてつ、)は、東京都・神奈川県を中心に鉄道事業・不動産事業などを営む日本の会社である。小田急グループ108社(2005年10月1日現在)の中核企業。小田急の略称で呼ばれている。創業時の社名は小田原急行鉄道。 小田急ポイントサービスの加盟店舗である。また関東の鉄道事業者22社局による共通乗車カードシステム「パスネット」に加盟していた。 キャッチコピーは「きょう、ロマンスカーで。」・「小田急は、次へ。」・「世界に一つの日々と」。 == 歴史 == 戦前の小田急は、利光鶴松が経営した電力資本・鬼怒川水力電気を親会社としていた。利光は郊外鉄道の将来性に着目し、東京市内の地下鉄網「東京高速鉄道」・山手線を外周する「東京山手急行電鉄」・城西地区の開発を目的とした「渋谷急行電鉄」などを次々と企画した。結局実現したのは小田急線と井の頭線(渋谷急行計画の後身)だけであったが、東京高速鉄道は後に五島慶太らの手により実現した。 電力国家管理に伴う日本発送電への統合で、基幹事業の電力部門を奪われた鬼怒川水力電気は小田急を合併し、電鉄会社となったが、中国・山東半島での鉱業に乗り出したのが裏目に出て同社の経営を圧迫した。そのため、利光は一切の事業を東京横浜電鉄の五島に譲渡、吸収合併され東京急行電鉄(いわゆる大東急)となった。このため企業乗っ取りの歴史である大東急形成の中で、小田急だけは事情が異なるのだが、大東急解体の旗頭となったのは旧小田急関係者であった。 新生小田急は1948年6月、東京急行電鉄(東急)から6635万1000円で事業を譲り受け発足した。この時、井の頭線は東急から京王帝都電鉄(現・京王電鉄)に移譲され分離したが、その代わりに戦前は無関係であった箱根登山鉄道と元来東京横浜電鉄の関連会社であった神奈川中央交通を東急から譲受し系列会社とした。また、やはり戦前は無関係だった江ノ島電鉄の持株の一部も東急から譲受したが、後に買い増しを行い系列下に収めている。 近年、犬猿の仲と称された西武鉄道と営業資産の協力関係、共通商品の開発に乗り出して功を奏している。 箱根地区を巡る西武鉄道グループとの確執は、「箱根山戦争」の項を参照。 各ダイヤ改正の詳細は、「小田急電鉄のダイヤ改正」を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小田急電鉄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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