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小絞りボケ[こしぼりぼけ]
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・ 絞り : [しぼり] 【名詞】 1. iris (camera, eye)
小絞りボケ[こしぼりぼけ] 小絞りボケ(こしぼりボケ)とは、写真撮影においてカメラの絞りを絞れば絞るほど、光の回折により、画質の鮮明さが失われ、全体にぼけた画像になる現象。単に回折現象と呼ぶことも多い。フィルムカメラでもデジタルカメラでも起こる現象であるが、撮像素子の小さいデジタルカメラ(特にコンパクトデジタルカメラ)では問題が顕著となる。 ==被写界深度と小絞りボケ== レンズの焦点距離と、カメラと被写体の距離が同じであるとすると、レンズの絞り値(F値)が大きい(絞り込む)ほど、被写界深度が深くなり、全体にピントが合う(パンフォーカス)わけであるが、それと同時に光の回折現象の影響も顕著に現れてくる。回折は、光が波の性質を持つことに由来し、障害物の背後に回りこむ(この場合、絞り羽根の裏側に回りこむ)物理現象である。絞り込むほど、フィルム面に届く全体の光量が低下し、像は回折した光による影響を大きく受ける。このため全体がぼけ、解像力が低下する。大きく引き伸ばすと肉眼でもわかるほどとなる。このように被写界深度の深さと小絞りボケとは二律背反の関係にあり、撮影にあたって悩ましい問題となる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小絞りボケ」の詳細全文を読む
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