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小荷駄(こにだ)とは、中世から近世にかけての日本において、戦争のために必要な兵粮や弾薬、陣地設営道具などを運ぶための人夫・駄馬(もしくはウシ)、及びそれを率いる部隊「小荷駄隊(こにだたい)」のこと。現代の輜重隊に相当する。 == 概要 == 主として小荷駄奉行(兵粮奉行)率いる、およそ50名から100名の足軽等に護衛された人夫(陣夫)や駄馬が、直接積載して運搬した。荷車に関しては荻生徂徠は「戦国の時分に車なき」〔荻生徂徠著『鈐録 巻之六 行軍』 該当箇所はPDFの35ページ〕としており、使用されていたか不明である。小荷駄は進撃時には軍勢の後方、後退時には軍勢の先方に配置された。 中世においては、兵粮などは兵士達の自己携帯が原則であったが、実戦においては期間が不明でかつ長期分の携帯は軍事行動の妨げになるだけであったため、数日分だけを携帯させてそれ以上の分は小荷駄に輸送させた。原則として守護は小荷駄に用いる駄馬と陣夫の徴発を行う権利を有しており、戦国大名も同様の実権を保有していたが、実際には小荷駄奉行の裁量に任されていた。 近世においては小荷駄の徴発に応じる事は領民の義務として位置づけられ、個々の村々に対して石高に応じて徴発された。これによって兵士達は兵粮携帯の義務から免れる事になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小荷駄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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