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小言幸兵衛(こごとこうべえ)は古典落語の演目の一つ。 原話は、正徳2年(1712年)に出版された笑話本・「新話笑眉」の一遍である『こまったあいさつ』。元々は、『借家借り』という上方落語の演目。 主な演者に6代目三遊亭圓生や9代目桂文治、10代目柳家小三治などがある。 == あらすじ == 麻布は古川の家主で幸兵衛さん。のべつまくなしに長屋を回って小言を言っているので、あだ名は「小言幸兵衛」。 細かいことにうるさい家主で、訪れた店子希望者にまで何かと説教を垂れて追い返してしまうという本末転倒ぶり。おかげで空き店から貸家札の剥がれたためしがない。 その日も、豆腐屋だという男が店を借りに来た。 「子供ですか? 餓鬼なんてものは汚いから、おかげさまでそんなのは一匹もいません」 豆腐屋の返答に幸兵衛「何ぃ? いま何と言った」と眉をひそめる。 「子は『子宝』というぐらいだ、そんな事を自慢する奴に店は貸せん」 「でも、普通は子供がいると貸してくれませんが……」 「そんな大家と一緒にするな! 女房が子供嫌いなら、オレがもっといいのを世話してやる! すっぱり別れて独り身になって引っ越してこい」 豆腐屋、カンカンに怒り、毒づいて帰ってしまった。当たり前である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小言幸兵衛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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