|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 小説 : [しょうせつ] 【名詞】 1. novel 2. story ・ 説 : [せつ] 1. (n,n-suf) theory ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 王 : [おう] 1. (n,n-suf) (1) king 2. ruler 3. sovereign 4. monarch 5. (2) king (for senior player) (shogi) ・ 王物 : [おうもの] 【名詞】 1. king 2. royalty ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object ・ 物語 : [ものがたり] 1. (n,vs) tale 2. story 3. legend ・ 語 : [ご] 1. (n,n-suf) language 2. word
『小説アーサー王物語』(''The Warlord Chronicles'' )は、イギリスの作家バーナード・コーンウェルによる歴史小説。5世紀から6世紀のブリテン島を舞台に、ブリトン人の伝説の君主アーサーと彼の戦士たちの戦いと破滅を描く。物語は史実とアーサー王伝説に創作をミックスさせたものとなっている。 == 概要 == 全三部作。各巻のタイトルは以下の通り。 * ''The Winter King'' (冬の王。邦題は『エクスカリバーの宝剣』) * ''Enemy of God'' (神の敵。『神の敵アーサー』) * ''Excalibur'' (エクスカリバー。『エクスカリバー最後の閃光』) ローマ軍がブリタニアから撤退した5世紀は、残されたブリトン人にとって受難の時代だった。このとき彼らは東方からはアングロサクソン人の侵攻に、西方ではアイルランド人の略奪に悩まされていた。その上、ブリトン人自身も多くの小王国に分かれて内紛を繰り返しており、宗教的にも新来のキリスト教と古来のドルイド教が激しく対立していた〔ただし、第一巻のあとがきで、著者は歴史学の客観的見地からというよりは個人的な好みでこの設定を決めたと述べている〕。このように諸勢力が入り乱れる、混沌とした5世紀のブリテン島を舞台に物語は展開する。 物語の語り手はダーヴェル・カダーンという人物である。彼は生まれはサクソン人だがとある経緯で孤児となり、偉大なドルイドであるマーリンに拾われブリトン人として育てられる。彼は物語が進むにつれ屈強な戦士に成長し、アーサーに仕える部将の一人となる。アーサーはサクソン人に対抗すべくブリトン人の団結を目指し、一方でマーリンはブリテンの古(いにしえ)の神々を復活させるために暗躍し、二人はそれぞれの目標を達成するために時に衝突する。ダーヴェルはウェールズの半伝説的な聖人ダーヴェルと、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人ベディヴィアがモデルになっている。 本作は、あたかも暗黒時代のブリタニアで実際に起きた事件を後に老修道士が書き留めたという体裁で、当時の技術、文化、戦闘、儀式が極めて細かく描きこまれている。地名や人名などは可能なかぎり当時の記録にあるものが使用されているが、アーサーやグィネヴィアなどは広く人々に知られた名がそのまま使われている。また、ランスロット、ギャラハッド、聖杯といった中世のロマンスの時代にアーサー王物語に組み込まれた人物やエピソードも、舞台設定に合わせ独自のアレンジが加えられた上で作品に組み込まれている。 本シリーズのマーリンは、好色でいたずら好きで無礼、かつ威厳と気品を兼ね備えた複雑怪奇な人物として描かれている。また、本作ではアーサー王伝説に登場する魔法の取り入れ方が工夫されており、本作の「魔法」を文字通り超自然的な力として受け取るべきか、あるいは単に偶然や心理を利用したトリックとして解釈するべきか、読者に考える余地を残す書き方になっている。 劇的な物語展開と細密な情景描写を理由に、アーサー王三部作を著者の最高傑作と考える人もいる〔The SF Site Featured Review: The Warlord Chronicles 〕。コーンウェル自身も「これまでに書いてきたすべての小説の中で、この三部作は私のお気入りだ」と述べたことがある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小説アーサー王物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|