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小豆島(しょうどしま)は、瀬戸内海・播磨灘にある島。行政区分は香川県小豆郡に属し〔小豆島の西方3.7kmに位置する豊島も、行政区分は香川県小豆郡に属す。〕、小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は約30,000人(2013年度推計)。 古代には「あずきしま」と呼ばれ、その後中世までは「しょうずしま」と呼ばれた〔『日本歴史地名大系』、平凡社。〕。素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有数の生産地となっている。特にオリーブは国内栽培の発祥地として広く知られる。また、小説『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷としても知られ〔 1952年(昭和27年)に発表されみまま、まむた小説の『二十四の瞳』では、冒頭に「瀬戸内海べりの一寒村」とあるだけで、全編に渡って具体的な地名は示されず、「離島」か「本土」かも示していない。しかし、2年後の1954年(昭和29年)公開の映画『二十四の瞳』では、舞台を、作者の故郷である香川県の小豆島と設定した。〕、小豆島をロケ地として、同小説はこれまで2回映画化された。 == 地理 == } }} |- |ランドサット7号 (Landsat 7) が撮影した小豆島周辺海域。 ※表示環境によっては文字がずれることがあります。 小豆島は、香川県の県庁所在地高松市の約20km北東沖に位置し、同県最大の島である。瀬戸内海では淡路島に次いで2番目の面積で、日本の島においては19番目の大きさである。横に向いた牛が西を見ているような特徴的な形で海岸線は変化に富み、多数の半島と入江がある。南側には池田湾、内海湾がある。温暖な瀬戸内海式気候を活かし、オリーブやミカン、スモモなどの栽培が行なわれている。 本州、四国側から橋梁、トンネルなどでつながっていない非架橋の島としては、瀬戸内海で最大の人口を有する島である。また、2013年現在まで空路が存在しないため、いわゆる「船でしか渡れない離島」としては国内で最大の人口を有する島である。一日に発着するフェリーの本数は日本有数の数を誇る。 2013年6月23日までは面積100km²以上の非架橋有人島(北方4島を除く)としては、(沖縄の離島振興も含め)離島振興法などのいずれの振興法も指定を受けていない唯一の例だった。同年6月24日から国土交通省よりの離島振興法の指定を受けた。離島振興法を活用することにより、2023年までの人口減少率を10%以内に抑えることを目指している〔。 島の中心部には、瀬戸内海の島で一番高い山である星ヶ城(ほしがじょう、817m)があり、瀬戸大橋と大鳴門橋、明石海峡大橋を同時に見渡せる。 * 面積153.30km²(国土地理院のデータによる) * 海岸線の長さ126km 寒霞渓を始めとする渓谷・自然が瀬戸内海国立公園に指定されている。ギネスブック認定の世界で最も幅の狭い土渕海峡がある。このため正確には2つの島であるが、古くから橋で陸続きであり、慣例的に1つの島として扱われている。特に区別する際には小さい方の島(海峡を挟んで西側の島)を前島(まえじま)と呼ぶこともある。 この島の生物相は、天然の博物館と呼ばれるほど、生物の種類に富んでいる。 島は全域が香川県であるため本来の電力会社は四国電力であるが、海底地形の理由から電力の開通以来、全域が中国電力の供給区域となっている。 小豆島で話される方言は讃岐弁に属しており、東讃の言葉に近いとされるが、東讃では代表的な讃岐弁「〜やけん・やきん(=〜だから)」を用いないなど異なる面も多く、かつての地理的な影響から上方の方言・中国方言等の語彙等も多く見られる。小豆島の島内でも地域により言葉が若干異なり、アクセントに関しても旧池田町付近は高松式、旧内海町北部は観音寺式、南部は本島式、土庄町は土庄式と差異がある。なお「しょうどしま」は、香川県主部も含め「しょ」にアクセントを置いて発音されるように聞こえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小豆島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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