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小野の妹尼(おののいもうとあま)は、『源氏物語』に登場する架空の人物。 == 概要 == 横川の僧都の妹であり、比叡山の西坂本の小野に居住している尼であることからこの名称で呼ばれる。横川の僧都に多大な影響を及ぼす形で源氏物語の作品中でも重要な役割を担っている〔荒木浩「源信の母 姉 妹--源氏物語「横川の僧都」と源信外伝成立をめぐって」京都大学文学部国語学国文学研究室編『国語国文』第65巻第4号、中央図書出版社、1996年(平成8年)4月、pp. 149-181。 〕。過去に衛門督と結婚して娘ももうけたが、夫に先立たれた後一人で娘を育て中将を婿に迎えたが娘にも先立たれた後出家し、母尼とともに比叡山の西坂本の小野に居住している。登場時点で「五十ばかり」と記されている〔稲賀敬二「作中人物解説 小野妹尼」池田亀鑑編『源氏物語事典下巻』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日)、pp. 412。 ISBN 4-4901-0223-2 〕。浮舟を中将と結婚したが死んでしまった娘の身代わりだとして喜び、浮舟を娘の夫であった中将と再婚させようとしており、中将もその気になって浮舟に歌を贈ったのに代わって返歌している。囲碁好きで僧都と打って勝ほどに強い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小野の妹尼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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