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小野忠重版画館 (おの ただしげ はんがかん)は、東京都杉並区阿佐谷北にある美術館。版画家・版画研究家であった小野忠重の作品を所蔵している。館長は、小野忠重の次男である小野近士 〔小野近士 「版画家・小野忠重を想うことなど 」 日本美術会機関誌『美術運動 (Web版) 』2010年10月26日更新、2010年12月23日閲覧.〕。 == 概要 == 小野忠重版画館は、昭和期に版画家及び版画研究家として活動した小野忠重の作品を中心とする美術館である。東京都杉並区の住宅地にある忠重の旧居を改造した美術館であり〔全国美術館会議編 『全国美術館ガイド』 美術出版社、2006年、p.148右段.〕〔小野近士 「版画家・小野忠重を想うことなど 」 日本美術会機関誌『美術運動 (Web版) 』2010年10月26日更新、2010年12月23日閲覧.〕、忠重の次男である小野近士(おの ちかし)館長の住宅を兼用している 〔成田恭子 「-街の美術館には近代版画の歴史と宝が詰まっていた- 小野忠重版画館」 『日本全国ユニーク個人美術館 -東日本編-』 新人物往来社、2008年、p.151.〕。 1990年(平成2年)に死去した小野忠重は、莫大なコレクションを遺した。それは、1,000点以上にのぼる忠重自身の作品のほかに、他の作家による数多くの版画作品や膨大な版画研究の資料を含むものだった〔成田恭子 「-街の美術館には近代版画の歴史と宝が詰まっていた- 小野忠重版画館」 『日本全国ユニーク個人美術館 -東日本編-』 新人物往来社、2008年、p.155.〕。小野近士は、父から受け継いだコレクションを広く世に公開したいと考え〔成田恭子 「-街の美術館には近代版画の歴史と宝が詰まっていた- 小野忠重版画館」 『日本全国ユニーク個人美術館 -東日本編-』 新人物往来社、2008年、pp.155-156.〕、美術専門家の協力を得つつ、妻とともに膨大な作品や資料を整理し直し〔成田恭子 「-街の美術館には近代版画の歴史と宝が詰まっていた- 小野忠重版画館」 『日本全国ユニーク個人美術館 -東日本編-』 新人物往来社、2008年、p.156.〕、1994年(平成6年)10月16日、小野忠重版画館を開館させた 〔小野忠重版画館編 『小野忠重全版画』 求龍堂、2005年、p.253左段.〕。 版画、素描、版画の研究資料などの収蔵品は約3,000点にのぼり〔株式会社アド・グリーン編 『-関東周辺- 個人美術館に行こう』 日本出版社、2007年、p.44.〕、そのうち、小野忠重の木版画が700点、素描が1,500点を占めている〔〔PortalTokyo 「小野忠重版画館 」 2010年12月23日閲覧.〕。軍服に身を包み、「将軍」になりきる浮浪者のような人物をモデルにした『将軍』(1934年)〔オフィス・クリオ 『首都圏 美術館・博物館ガイドマップ』 メイツ出版、2008年、p.53.〕、第3回東京国際版画ビエンナーレ展出品作品の『広場の子 ヴェネチア』(1962年)〔小野忠重版画館編 『小野忠重全版画』 求龍堂、2005年、p.247左段.〕〔成田恭子 「-街の美術館には近代版画の歴史と宝が詰まっていた- 小野忠重版画館」 『日本全国ユニーク個人美術館 -東日本編-』 新人物往来社、2008年、p.152.〕、風そよぐ中で大地をしっかりと踏みしめる3人の女性の後ろ姿を描いた代表作『風』(1975年)〔などがある。 展覧会は、年数回、企画展を開催している。また、小冊子『版の繪』(1995年-2001年)、画集『小野忠重全版画』(2005年)などの出版活動、ポストカードの販売〔を行なっている(詳細については、後述「展覧会の開催」「出版活動」参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小野忠重版画館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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