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陸軍少尉候補者(りくぐんしょういこうほしゃ。少尉候補者)とは、日本陸軍で現役の准士官または下士官の中から特に選抜されて現役少尉となる教育を受ける者である。各兵科および各部(軍楽部、法務部を除く)に存在した。1920年(大正9年)8月に制度化され、1945年(昭和20年)8月の太平洋戦争(大東亜戦争)終戦により廃止された。少候と略される場合がある。 == 沿革 == ===少尉候補者制度にいたる経緯=== 陸軍では明治時代序盤の黎明期を除き、大正時代中盤以降まで現役少尉は士官候補生として陸軍士官学校を卒業した者を充てることで一本化していた〔「歩、騎、砲、工、輜重兵科現役士官ノ補充ハ士官候補生ニシテ少尉ノ資格ヲ備フル者ヲ以テス 憲兵科士官ハ他兵科ノ士官ヨリ轉科セシム」〕。一般兵〔陸軍での正式な呼称は1931年11月まで「兵卒」、以後「兵」であるが便宜上「兵」で統一する。〕として入営した下士官〔陸軍での正式な呼称は1931年11月まで「下士」、以後「下士官」であるが、便宜上「下士官」で統一する(引用文中を除く)。〕が将校となるには年少の中学校生徒らとともに士官候補生の採用試験を受けて〔陸軍部内から受験する場合は年齢の上限が高く設定された。〕合格し、以後の正規教育を修了するか、戦時の特例による進級というごくわずかな例外しかなかった。この間、日清戦争、日露戦争など下級将校〔一般に中尉および少尉が下級将校、または初級将校とされた。〕の増員が必要とされる際に陸軍は一年志願兵出身などの予備役将校の投入と、士官候補生の暫時採用増および陸軍士官学校入校・卒業時期の暫時繰り上げ〔第17期は1905年3月卒業380名、第18期は1904年11月入校1905年11月卒業969名、第19期は1905年12月入校1907年5月卒業1183名。『陸軍士官学校』37-38頁。〕による現役将校速成を主として人員の確保をしのいだ。 ところが大正期になると過去に大々的に採用した士官候補生出身の現役下級将校を進級させようにも、その受け皿となる補職先が十分ではなく進級停滞や予備役編入者の増加といった人事上の弊害が発生するようになった。また下士官、准士官はいくら勤務に励んでも現役将校になる道がないと決まっていれば、士気の低下や優秀な人材の確保に支障をきたすおそれがあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「陸軍少尉候補者」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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