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尚武のこころ : ミニ英和和英辞書
尚武のこころ[しょうぶのこころ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なお]
  1. (adv,conj) (uk) furthermore 2. still 3. yet 4. more 5. still more 6. greater 7. further 8. less 
尚武 : [しょうぶ]
 【名詞】 1. militarism 2. warlike spirit

尚武のこころ : ウィキペディア日本語版
尚武のこころ[しょうぶのこころ]

尚武のこころ』(しょうぶのこころ)は、三島由紀夫の対談集。三島の晩年の思想評論を知る上で重要な対談集で、所々に三島の自決を暗示させる言葉が散見されている〔竹内清己「『尚武のこころ』」()〕〔市山研「尚武のこころ」()〕。1968年(昭和43年)から1970年(昭和45年)にかけ雑誌、新聞紙上で行なわれた小汀利得中山正敏鶴田浩二高橋和巳石原慎太郎林房雄堤清二野坂昭如村上一郎寺山修司との対談10話が収録されている。政治問題からヤクザ映画空手談義まで幅広い内容である。1970年(昭和45年)9月25日に日本教文社で刊行された。1980年代後半まで重版されたが、現在は版元品切れである。
== 収録内容 ==
;「天に代わりて」 対:小汀利得
:1968年(昭和43年)、雑誌『言論人』7月16日号に「放談・天に代わりて…」のタイトルで掲載されたもの〔に所収〕。
:※ 対談実施日は7月3日。
;「サムライ」 対:中山正敏
:1969年(昭和44年)、雑誌『勝利』6月号に掲載されたもの。
;「刺客と組長――男の盟約」 対:鶴田浩二
:1969年(昭和44年)、雑誌『週刊プレイボーイ』7月8日号に「『刺客と組長』――その時は、お互い日本刀で斬り込むという男の盟約」のタイトルで掲載されたもの〔。
;「大いなる過渡期の論理――行動する作家の思弁と責任」 対:高橋和巳
:1969年(昭和44年)、雑誌『』11月号に掲載されたもの〔。
;「守るべきものの価値――われわれは何を選択するか」 対:石原慎太郎
:1969年(昭和44年)、雑誌『月刊ペン』11月号(創刊一周年特大号)に掲載されたもの〔。町田勝彦同誌編集長が同席。
;「現代における右翼左翼」 対:林房雄
:1969年(昭和44年)、雑誌『流動』12月号(創刊号)に「リモコン左翼に誠なし」のタイトルで掲載されたもの〔。
;「二・二六事件全学連学生との断絶」 対:堤清二
:1970年(昭和45年)、雑誌『財界』1月1日・15日合併号に「財界放談室 堤清二対談6」のタイトルで掲載されたもの〔。
:※ 対談実施場所は有楽町・胡蝶。
;「剣か花か――70年代乱世・男の生きる道」 対:野坂昭如
:1970年(昭和45年)、雑誌『宝石』1月号に掲載されたもの〔。
:※ 対談実施日は前年12月末。実施場所は銀座・マキシム。
;「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」 対:村上一郎
:1970年(昭和45年)、新聞『日本読書新聞』1月1日号(1969年12月29日・1970年1月5日合併新年特大号)に掲載されたもの〔。
;「エロスは抵抗の拠点になり得るか」 対:寺山修司
:1970年(昭和45年)、雑誌『潮』7月号に掲載されたもの〔。
三島は「あとがき」で、ゲラ刷りを読みながら、「自分のお喋りに全く厭気がさした」とし、様々なことを諸所で喋りまくったものの、その結果、「日本が少しでも自分の望むやうな形に変つたか。否、明らかに、私のお喋りが望んでゐたのとは反対の方向へ変つたのである」と悔恨しつつも、対談した人たちは、それぞれ思想は「千差万別」だが、「右顧左眄して物を言ふやうな人」が誰もなく、それが「私の倖せでもあり、名誉でもあつた」とし、彼らたちを振り返り、以下のように語っている〔「あとがき」(『尚武のこころ 三島由紀夫対談集』日本教文社、1970年9月)。〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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