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尾太鉱山(おっぷこうざん)は、青森県中津軽郡西目屋村にあった金属鉱山〔。近世には銀・銅を産して栄え、江戸時代末期の鉱山地区は津軽藩領内で弘前、青森に次ぐ人口を擁していた〔。 近代には開発と閉鎖を繰り返したが、太平洋戦争後に近代的な開発が行われると、高度成長期には黄鉄鉱・黄銅鉱・方鉛鉱・閃亜鉛鉱などを豊かに出す日本を代表する金属鉱山のひとつになった。1970年代には西目屋村の人口の1/3ほどを占め、村の基幹産業となっていたが、石油危機期に不振になり、1978年に閉山した〔〔〔〔〔〔。 鉱物収集者のあいだでは、世界的に高い人気のある菱マンガン鉱(ロードクロサイト)の産地「Oppu mine」として知られている〔〔。 == 地理 == 尾太鉱山は青森県と秋田県によこたわる白神山地の東部にある。津軽地方を代表する岩木川の上流には目屋ダム建設によってできた美山湖という人造湖があり、ここで岩木川は暗門川、大沢川などいくつかの支流に分かれている。これらの支流のうち、尾太岳(標高1083m)と陣岳(標高1049m)などの間の険しい谷を北へ流れてくる湯ノ沢川を、美山湖から10kmほど上流へ遡ったあたりが尾太鉱山である。なお、谷をさらに遡ると釣瓶落峠を経て秋田県に出る。〔〔〔 「尾太鉱山」というのは尾太岳の中腹一帯に分布する複数の鉱山の総称である。1950(昭和25)年頃の記録では、27の鉱山があった。主なものは八光鉱山(鉛鉱山)、地竹ノ沢鉱山、滝ノ沢鉱山(銅山)、朝日沢鉱山、ほった倉鉱山、影ノ沢鉱山などである。採鉱されたのは主に銀・銅・鉛である。1971(昭和46)年頃が最盛期で、当時は日本で有数の金属鉱山だった。〔〔〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾太鉱山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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