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尾崎小ミカン先祖木(おざきこミカンせんぞぼく)とは、大分県津久見市にあるミカンの古木であり、日本の天然記念物である〔国指定文化財等データベース 〕。 == 概要 == 大分県津久見市上青江にあるミカンの原木である。800年以上前に移植されたもので柑橘類としては極まった古木である。津久見市津久見峠の南麓に広がるミカン畑に存在し、平安時代末1157年(保元2年)に移植されたものとされ、2010年現在でも実をつけている。その実は「八百年ミカン」として縁起物として知られている。 古くからその存在は知られており、一般的なミカンより実は小ぶりであるが、栽培植物の原木として貴重であり、1937年(昭和12年)6月15日に日本国の天然記念物に指定されている〔〔花井正光、桂雄三、本間暁 監修『自然紀行・日本の天然記念物』、講談社、2003年、p.312、ISBN 4-06-211899-8〕〔津久見市観光協会 2010.12.12閲覧〕。 津久見のミカン栽培の歴史は古く、歴代臼杵藩藩主稲葉氏により手厚く保護され、1610年(慶長15年)には朝廷に献上された記録が残っている。なお、天然記念物に指定されたミカンの木は1本でなく40数本にも及ぶが、これは前述した原木が1612年(慶長17年)の暴風によって倒れた後、枝から多くの根を出させる方法(圧条法)により繁殖させたことによる〔加藤陸奥雄他編『日本の天然記念物』、講談社、1995年3月20日 第1刷 p.513、p.515、ISBN 4-06-180589-4〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾崎小ミカン先祖木」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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