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尾張 兼時(おわり の かねとき、生没年不詳)は、平安時代中期の官人・楽人。官職は左近衛将監。 == 生涯 == 寛和元年(985年)2月に後堀河院で催された御遊(管弦の催し)に参加し、騎乗した。永延2年(988年)11月に左近将曹で藤原兼家から衣を賜った。永祚元年(989年)4月にくらべうまに参加し、正暦4年(993年)4月の賀茂祭では藤原朝光、藤原伊周、藤原道長らから衣を、長徳4年(998年)12月には左近将監で道長から馬を賜った。 兼時は藤原教通や藤原能信らを弟子とするほど舞に秀で、寛弘元年(1004年)5月に花山天皇が道長邸を訪れた際は舞を披露している。しかし寛弘7年(1010年)頃になると老いによる体力の衰えから、かつてのように舞えなくなったという〔『御堂関白記』寛弘7年4月24日〕。 兼時は『小右記』『今昔物語集』『紫式部日記』などに度々登場する御神楽の舞の達人である一方、多(または物部)武文と並んで、村上朝から一条朝まで活躍するくらべうまの強豪騎手でもあった〔甲田345 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾張兼時」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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