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尾身 幸次(おみ こうじ、1932年12月14日 - )は、日本の政治家、元衆議院議員(8期)。沖縄政策や科学技術政策に詳しく、経済企画庁長官、沖縄及び北方対策担当大臣、科学技術政策担当大臣、財務大臣等を歴任した。旭日大綬章受章。 == 来歴・人物 == 群馬県沼田市に生まれ。少年期は父親の商売を手伝い、しばしば行商にもでた〔『天風哲学実践記―人生を切り拓く―』(2010年/PHP研究所)〕。群馬県立沼田高等学校を経て1952年に一橋大学商学部入学。奨学金とアルバイトにより〔調査会社の会長ブログ、2008年2月28日 〕1956年に同大学を卒業し、通商産業省に入省する。同期には、杉山弘(通産事務次官)、野々内隆(資源エネルギー庁長官)、川崎弘(経企審議官、東京電力副社長)、守屋一彦(日本化学繊維協会理事長)など。 1970年外務省在ニューヨーク日本総領事館領事、1974年通商産業省通商政策局南アジア東欧課長、1976年大阪通商産業局総務部長、1978年中小企業庁小規模企業政策課長、1979年科学技術庁長官官房総務課長、1981年中小企業庁指導部長などを歴任し、衆院選に出馬するため1982年に退官。翌年末の第37回衆議院議員総選挙に無所属で出馬して初当選。その後自民党入りして福田派に所属し、先の選挙で落選・引退した久保田円次の地盤を引き継いだ。 1990年大蔵政務次官、1992年自由民主党商工部会長、1993年自由民主党科学技術部会長、1995年衆議院大蔵委員長。小選挙区比例代表並立制導入後は平成研究会の佐田玄一郎とコスタリカ方式で共闘。1997年、第2次橋本内閣改造内閣において経済企画庁長官として初入閣。在任中は、ヤオハン、北海道拓殖銀行、山一證券と大企業が次々に破綻する困難な時期だった。2000年、総裁・森喜朗の下で自民党幹事長代理に就任。2001年の第1次小泉内閣では科学技術政策担当大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣を務めた。また大臣時代は訪米中に、アメリカ同時多発テロが発生し、日程を急遽変更してボストンからニューヨークに移動し、現地状況の把握や米国関係者との意見交換や現地日本人の保護等に努めた。 2005年の郵政国会では6月27日の自民党総務会の郵政民営化修正案の了承決議に賛成票を投じた。 派内では町村信孝と並んで早くから安倍の総裁就任のために奔走し、主に派内のベテラン議員を安倍支持でまとめた。2006年9月26日、安倍内閣で財務大臣に就任。内閣改造で離任。 2007年7月の群馬県知事選挙で自民党公認候補の大沢正明(当選)を積極的に支援しなかったとして自民党群馬県連より次回の国政選挙において県連として党本部に公認申請を出さない、という宣告を受けた。知事選挙の応援よりも長女・尾身朝子の参議院選挙応援を優先させたため、と言われる。だが、一転して2008年1月までに、群馬1区の全県議7人が公認推薦を内諾した。同年2月の前橋市長選で自民党推薦候補を勝たせるために尾身後援会の不満を解消させる目的があるとみられている。 2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙には自民党公認で公明党の推薦を受けて出馬したが小選挙区で敗北。党の73歳定年制により比例北関東ブロックとの重複立候補をしていなかったため議席を失った。同年9月17日、町村派の総会で政界引退を表明した〔『毎日新聞』 2009年9月17日〕。 2010年4月に旭日大綬章を受章。2006年に特定非営利活動法人STSフォーラムを創立し、同法人の理事長も務める。2013年10月、自身が設立に関わった学校法人沖縄科学技術大学院大学学園理事に就任。公益財団法人天風会理事長、一般社団法人日本経営調査士協会名誉会長も務める。2013年マレーシア工科大学名誉博士、2014年1月ヨーク大学名誉博士、6月ケベック大学名誉博士。 83年衆院選当選同期には田中直紀・熊谷弘・二階俊博・野呂田芳成・額賀福志郎・衛藤征士郎・田中秀征・北川正恭・伊吹文明・自見庄三郎・中川昭一・大島理森・野呂昭彦・鈴木宗男・甘利明などがいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾身幸次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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