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尿の色 : ミニ英和和英辞書
尿の色[にょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

尿 : [にょう]
 【名詞】 1. urine 
: [しきさい, いろ]
 【名詞】 1. (1) colour 2. color 3. (2) sensuality 4. lust 

尿の色 ( リダイレクト:便の色・尿の色 ) : ウィキペディア日本語版
便の色・尿の色[びんのいろにょうのいろ]
健康な便(大便)尿は一部の例外を除いて、食物飲み物の色に関わらず便は黄土色、尿は黄色の特徴的な色を示す。
健康人の便・尿を特徴的な色に染めている色素は主に古い赤血球が壊されヘモグロビンが代謝されて作られるビリルビンが細菌などの作用によってさらに変化して作られるステルコビリンウロビリン(ウロクローム)によるものである〔村川 裕二 総監修『新・病態生理できった内科学(5)血液疾患』第2版、医学教育出版社、2009年、ISBN 978-4-87163-435-9、p.21〕〔Boron, Walter F 、Boulpaep, Emile L 編集『ボロンブールペープ生理学』泉井亮 総監訳 河南洋, 久保川学 監訳、西村書店、2011年、ISBN 978-4-89013-413-7、pp.1016-1018〕。
また、薬剤疾患などによって便・尿の色が左右される事もある。
==健康人の便・尿の色==

===胆汁色素生成でのマクロファージの役割===
標準的な体格(例として体重60kgの男性)の人では体内におよそ4.8リットルの血液があり、赤血球容積率(ヘマトクリット値)はおよそ45%なので、およそ2.16L、2.2kgの赤血球が存在する。
赤血球の寿命は120日であるので毎日18gの赤血球が古くなり破壊されている〔杉本恒明、矢崎義雄 総編集 『内科学』第9版、朝倉書店、2007年、ISBN 978-4-254-32230-9、pp.1558-1560〕〔小川聡 総編集 『内科学書』Vol.6 改訂第7版、中山書店、2009年、ISBN 978-4-521-73173-5、p.6〕〔三輪史朗 監修 『赤血球』医学書院、1998年、ISBN 4-260-10946-4、p.7〕。
古くなった赤血球は肝臓・脾臓のマクロファージが分解する〔浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修『三輪血液病学』文光堂、2006年、ISBN 4-8306-1419-6 pp.248-249〕。
赤血球の主要成分であるヘモグロビンの材料の一つヘムはマクロファージによって原子と一酸化炭素ビリベルジンに分解され〔、ビリベルジンはただちに酵素で還元されビリルビンになる〔。
このマクロファージが生成した時点でのビリルビンは水に融解しない遊離あるいは非抱合型ビリルビンであるが、これは血漿アルブミンと結合して血漿中に入り肝臓に達する〔〔Gillian Pocock、Christopher D.Richards 著『オックスフォード・生理学』原著第3版、岡野 栄之、植村 慶一 監訳 赤川公朗 他 訳、丸善、2009年、 ISBN 978-4-621-08185-3 、pp. 454-456〕。この段階でのアルブミンと結合した非抱合型ビリルビンを(間接ビリルビン)という〔〔。
健康人の正常な状態では1日に250-300mgのビリルビンが作られるが、その70%は古くなった赤血球、10-20%は無効造血(生産に失敗した赤血球)、10%は肝において作られる〔村脇義和「ビリルビン」日本臨床増刊『広範囲 血液・尿化学検査,免疫学的検査(第7版)1-その数値をどう読むか-2009年増刊号 』日本臨牀社、2009年、p.765〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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