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アエル株式会社(英称:''A E L Corporation'')は、消費者金融を営んでいた外資系の会社。すでに貸金業を廃業している。 == 概説 == 1969年に山一物産株式会社(やまいちぶっさん)として創業。1983年に日立信販株式会社(ひたちしんぱん)と商号を変更し、店舗網を全国展開した。 しかし山一證券、日立グループの双方とも全く無関係なフリーライド(著名表示冒用行為)であったため、日立クレジットから不正競争防止法違反で提訴されたが、推定無罪論を振りかざし最高裁判決確定まで『ローンズ日立』の屋号を平然と用い続けた。 1999年に当時のメインバンクだった東京相和銀行、主要借入先の東邦生命が相次いで経営破綻したため、資金繰りが逼迫。判決確定に伴い2001年に社名変更を余儀なくされたが、宮城県仙台市にある大型複合施設ビル『AER(アエル)』とまたもや競合し、この事業主体からも不正競争防止法違反で提訴された。 現社名への変更に際し、上層部ではAERの存在に気づいていながらも、スペルが違う (AEL) ため大丈夫と判断したが、敗訴した結果、アエルの看板には「旧社名 日立信販」との但し書きを入れるようになった。 2003年9月30日、グループ会社のナイス(消費者金融)、サリ(酒類ディスカウントストア)と共に会社更生法の適用を申請。同年10月に米国の投資ファンド・ローンスターグループ(東京スター銀行の親会社として知られる)が会社再建のスポンサーとして名乗りを上げ、同年11月からローンスターグループ傘下となる。その後、2004年7月12日にナイスを吸収合併して、2005年にはアエル・ナイスの両ブランドをアエルに一本化し、「AEL2010」と称して5ヵ年計画をスタートさせ、全国の店舗数を500店舗にまで増やすことを目指した新たな拡大路線を推進し、2007年8月に更生手続を終結した。自動契約機は「ひタッチくん」の愛称があり、現社名に変更後も使われていたが、ローンスターグループ傘下で廃止された。 2006年7月27日に関東財務局から、貸金業規制法違反により約250ヶ所ある支店や事務所に対し、同年8月21日から3~26日間の全店業務停止命令を受けている。 2006年12月に成立した改正貸金業法の施行により、融資希望者に対する貸し付け基準の厳格化や、顧客から過払金返還請求訴訟が続き、資金繰りが悪化したことで事業継続が困難となり、2008年3月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、2008年8月29日をもって全有人店舗が閉鎖された。 その後2009年4月に民事再生計画の認可決定がなされたものの、その内容は返済率はわずか5%と、債権者にとても厳しい内容であった。債権の一部はJ.P.モルガン信託銀行など第三者に譲渡された後、更に債権回収代行業の間を転々としており、権利関係が複雑化・不可視化している。 当該民事再生手続によって、過払い金返還債権の金額が減額される可能性が高く、各方面への影響が懸念されている。また、債権届出期限までに債権者(過払い請求をする人は過払い金返還債権者)は再生債権届出書を提出する必要がある。通常、期限までに届出をしないと債権は消滅する。 2011年末現在事務所は新橋に移転をしており,過払い金の返還受付のみを行っているようである。 また2012年秋には中間配当を行った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アエル (貸金業者)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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