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山場CM(やまばシーエム)とは、テレビコマーシャルのうち、番組の山場に挿入されるもの。 == 概要 == CM挿入時に「このあと、すぐ!」「続きはCMのあとで!」「答えはこのあと!」などの煽りフレーズが字幕付きで入ることが多いが、バラエティ番組では事前の予告もなく、いきなりCMに移るものもあるうえ、CMを放送する時間も予告してこない。 CM後に「CM前のシーン」がまた放送され、番組が水増しされることも多い(CMまたぎ)。1990年代から各キー局で多用されるようになった。 山場CMに出る企業や商品への好感度は低く、記憶されにくいという研究結果が出ている〔榊博文ほか「第6章 番組内CM提示のタイミングが視聴者の態度に及ぼす影響」『広告の文化論 : その知的関心への誘い』真鍋一史編著、日経広告研究所、2006年、ISBN 4532640709。〕。欧米ではCMに関する規制が厳しく〔イギリスに至っては、CMのタイミングが法律で設定されている。〕、日本ほど大量の山場CMは存在しない。榊博文らの調査では、日本40%に対してアメリカ14%、イギリス6%、フランスは0%であった〔「『正解はCMのあと』は逆効果 視聴者86%『不愉快』 」asahi.com、2007年11月6日。〕。一方、韓国では日本の事例を参考に山場CMを増やす動きもあるが、消費者の反発が強くなっている。「山場CM」という用語は榊博文の造語であり、もともとは「番組内CM提示タイミングが視聴者の態度に及ぼす影響(上)(下)」というタイトルで、日経広告研究所報、2003年,211号及び212号に掲載された榊らの論文の中で使用されたものである。この2つの論文は、中国でも翻訳され、中国電媒報告(China Media Report)という学術誌に「節目内電視廣告播出時機對視聴者態度度的影響」というタイトルで掲載された。これを契機に中国でも「山場CM」が関心を引くようになり、北京大学、天津理エ大学、中国伝媒大学が榊博文を中国に招待し、「山場CM」と「説得効果」との関連などについて講演がなされた。 スポンサーである大企業や日本アドバタイザーズ協会(元日本広告主協会)も山場CMに強い関心を寄せている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山場CM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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