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山家踊り(やまがおどり)とは、大分県杵築市山香町、同大田および豊後高田市田染の一部地区に伝わる伝統的な盆踊りである。伴奏は太鼓のみの素朴な踊りであるが鶴崎踊や草地踊りと同様に大変歴史のある盆踊りで、軽快な踊りの多いことと踊りの種類の多いことが大きな特徴である。娯楽的な意味合いもあるが、供養踊りの性格を色濃く残している。 == 概要 == 櫓の周りを時計回りに進む、輪踊りである。通常櫓の上で音頭取りが唄い(「口説く」という)、太鼓は櫓の下に置かれる。音頭取りは適宜交代し、その際は「つなぎ文句」などと呼ばれる口説きにより、まったく唄が途切れることなく交代する。太鼓を叩く人も自由に交代し、小学生などが叩く場合もあればベテランのお年寄りが叩くこともある。 山家踊りは複数の踊り(唄)で成り立っているが、踊りを切り替える際にも「切り替えの文句」によって、まったく唄が途切れることなく次の踊り(唄)に替わる。たとえば中山香地区では大抵「この口限り」という文句で切り替わる。それ以前にも「覚悟よければ切り替えましょか」などといった文句が出てくるので、踊り手はそろそろ切り替わることを意識している。そして「この口限り」によって、一斉に身振り手振りを切り替えて次の踊りに移行するのである。 初盆供養の踊りの場合は、大抵広場の隅に白い布をかけた台が据えられ、その上に故人の遺影や供え物、それに位牌などが置かれる。蝋燭には火が点けられ、踊りに来た近隣の人は線香をあげ、お参りをする。その後、旦那寺の住職などが経をあげる。それが済むと一転賑やかな盆踊りとなり、途中休憩を挟んで2時間ほど踊ってお開きとなる。大抵途中で配られる団扇に番号が書かれてあり、踊りが終わると抽選もしくはプレゼント交換が行われる。子供が多いところでは手持ちの花火などをする場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山家踊り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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