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山本 修平(やまもと しゅうへい、1991年5月24日 - )は日本の陸上競技選手。専門は長距離種目。愛知県豊橋市出身。時習館高等学校卒業後、1年間の浪人生活を経て早稲田大学スポーツ科学部に入学。早稲田大学競走部で100代目駅伝主将を務めた。大学卒業後はトヨタ自動車陸上長距離部に所属している。 == 人物 == *高校は愛知県屈指の県立進学校時習館高等学校に通っていた。決して陸上の強豪校という訳ではないが、同級生にはのちに2015年世界陸上競技選手権大会女子5000m日本代表となる鈴木亜由子(日本郵政所属)がいた。高校卒業後に兼ねてから第一志望であった早稲田大学へ進学することを目指していたが入試結果は不合格となり浪人を決意した。かつては、早稲田大学OBの瀬古利彦や駒澤大学監督の大八木弘明のように、浪人や実業団を経てから大学に入学する長距離ランナーも少なからずいたが、世間一般の浪人率も低下した昨今では、浪人を経験した長距離ランナーは極めて珍しい存在である。 *浪人中は受験勉強と並行して自主トレーニングをこなし、記録会で自己ベストを更新するなど成長を見せた。その結果、早稲田大学のスポーツ推薦枠を勝ち取り、2011年に一浪を経て早稲田大学に入学した。なお、山本が浪人中の2010年度シーズンに早稲田大学は史上3校目となる大学三大駅伝(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)三冠を達成した。 *早稲田大学競走部では初年度から1学年先輩の大迫傑(年齢的には山本と同級生)らとともに主力選手として活躍。第88回箱根駅伝では山登り5区を担当し1時間19分52秒という記録で区間3位と好走した〔箱根駅伝公式Webサイト 〕。第82回大会の距離延長後、1年生で5区を走り1時間20分を切った選手は山の神と呼ばれた柏原竜二(東洋大学卒)と山本のみであり、山登りの素質を見出された山本は翌年以降も箱根駅伝で5区を担当することとなる。2年時の第89回箱根駅伝では強風の中、前年と同じく区間3位の力走を見せた。3年時にも5区の起用が濃厚だったが、直前にアキレス腱を痛めた影響で欠場している〔【箱根駅伝】創部100年早大「倍にして返す」山本主将 - 産経ニュース 〕。 *4年時には早稲田大学競走部100周年という節目の年に駅伝主将を務めた。ちなみに、この年副将を務めた田口大貴(現在日立物流所属)も山本と同じく浪人を経て早稲田に入学しており、異色の浪人経験者による主将・副将コンビとなった〔 <箱根駅伝>早大を引っ張る異色の浪人生ランナーコンビ | THE PAGE(ザ・ページ)〕。大学駅伝の集大成となる第91回箱根駅伝でも、以前と同じく5区を担当。区間賞獲得を目指したが、区間10位と不本意な結果に終わってしまいチームは総合5位、山本は大学駅伝での優勝を経験できずに卒業を迎えた。 *大学卒業後、地元愛知県のトヨタ自動車に就職。実業団駅伝デビュー戦となった2015年中部実業団駅伝ではトヨタ自動車Bチームの5区を担当。トヨタ自動車Aチームの井上翔太に1秒勝る37分43という記録で走ったが、Bチームはオープン参加のため、区間賞は井上に譲った〔 〕。2016年元日のニューイヤー駅伝では、上記の中部予選での実績を評価され7人の出走メンバーに選ばれた。最終区間の7区を任され先頭でタスキを受け取ると、最後まで先頭を守り切り、トヨタ自動車ニューイヤー駅伝二連覇のゴールテープを切った〔 今年度記録|全日本男子駅伝|一般社団法人日本実業団陸上競技連合ホームページ〕。 *2016年1月の都道府県対抗男子駅伝では愛知県チームのアンカー7区を担当。先頭でタスキを受け取ると、安定した走りで最後まで逃げ切り、愛知県の15年ぶり優勝のゴールテープを切った〔愛知15年ぶり2度目V…都道府県対抗男子駅伝 スポーツ 読売新聞(YOMIURI ONLINE)〕。また、愛知県は都道府県対抗男子駅伝の1週間前に開催された都道府県対抗女子駅伝でも優勝を果たしており、都道府県対抗駅伝史上初のアベック優勝を達成した〔男子も制した!愛知、雪舞う中“熱走”史上初アベックV/駅伝 - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)〕。ちなみに、都道府県対抗女子駅伝でアンカーを務め優勝のゴールテープを切ったのは、山本の高校時代の同級生である鈴木亜由子であった。〔愛知県が大逆転で初優勝 全国都道府県対抗女子駅伝 :日本経済新聞〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山本修平」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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