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山梨県道20号甲斐芦安線(やまなしけんどう20ごう かいあしやすせん)は、山梨県甲斐市から南アルプス市に至る県道(主要地方道)である。別名、南アルプス街道。 かつては竜王櫛形線であったが、2004年(平成16年)9月1日に山梨県中巨摩郡竜王町が合併により甲斐市となったことに伴い、路線名が現在の甲斐芦安線に変更された。 == 概要 == 起点は交通量の多い国道20号竜王立体となる。県道は西の山側へ向うが、県道とは逆側の甲府方面へ国道52号が延びる。この接続する道路はユーザーにとっては一本の道路として見なされ、南アルプス市側からは竜王方面や甲府方面にアクセスする場合に多く用いられている路線である。 古くからある大型パチンコ店から、1990年代から釜無川に架かる信玄橋まで順次拡張工事が行われた区間を走行する。信玄橋手前は両端区間が付け替え前は狭隘な区間であったが、現在は改良された区間となっている。信玄橋は旧橋の北側に1992年に架け替えられ、両側に歩道を持つ幅の広い橋となったが、旧橋は2車線とはいえ車線幅が狭かった上に芦安方面から間断なく通行するダンプ等大型車で路面の磨耗が激しく、通行に支障をきたしていた。トラス橋であったため拡幅は難しく、架け替えとなった〔上流にある武田橋も同様の状況だったが、通常の桁橋だったため拡幅工事のみで架け替えにはならなかった。〕。 信玄橋を渡ると旧八田村区間となり、徐々に御勅使川の作った扇状地を高度を上げて登っていく。2006年に釜無川西岸へ移転し、放置された状態の旧山梨県運転免許センターを通過し、国道52号バイパス甲西道路および中部横断自動車道と交差すると旧白根町区間に入る。 旧白根町区間に入ると、路線はひたすら直線で西へ扇状地を緩やかに登る形となる。この道路は御勅使川が作り出した旧流路をそのまま道路に転用したものである。また交通量が比較的多く、オギノやサンロードなどの店舗が多い区間となる。六科交差点で国道52号と直交した後、徳島堰まで直線となるがこのまま芦安や韮崎方面へ向かう多くのユーザーはここで県道を離れ、右折して山梨県立わかば支援学校手前で90度カーブする道へ入る。この道は芦安入口交差点で山梨県道12号韮崎南アルプス中央線と直交し、再び県道20号となる。 山梨県道20号は「南アルプス街道」の愛称があるが、このわずかな区間の部分のみ愛称の指定区間が県道を外れ、この道が「南アルプス街道」の愛称を指定されている。現道はそのまま少し南へ折れる形で直進し、源のT字交差点で北へ曲がり、少しの間に県道12号と共有区間となる。芦安入口交差点で県道12号と別れ、再び西へ向かいしばらくすると旧芦安村区間となる。 旧芦安村区間に入ると御勅使川と併走する形となる。上流に入ると走路を川の北縁南縁へと何度か変え、芦安小学校付近で2車線区間が終了すると終点となる。 なお、山梨交通がJR甲府駅から国道52号および県道20号に完全に添う形で定期バスを運行しているが、夏の登山シーズンのみ県道20号を越えて更に奥の夜叉神峠、広河原方面へ向う路線を設定している。県道20号より奥の夜叉神峠へ向う区間は一般車通行禁止となっており、このバスが唯一の交通機関となる。 現在は芦倉までとなっているが、そこからトンネルを掘り、南巨摩郡早川町奈良田まで延伸する「南アルプス周遊道路」の計画がある〔南アルプス周遊道路 〕。山梨県では2014年(平成26年)に着工し、7年または8年後の供用開始を目指すとしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山梨県道20号甲斐芦安線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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