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山田三方(やまださんぽう)は室町時代に自治都市として発展した伊勢の山田の自治機関である。三方寄合(さんぽうよりあい)、三方老若(さんぽうろうにゃく)とも呼ばれた。 永享年間(15世紀前葉)、神役人達は伊勢大神宮の刀禰の勢力を駆逐して山田に自治組織を樹立して山田三方会合所(やまださんぽうえごうしょ)という役所を設け、伊勢神宮に対しては賦課を勤仕し、爾来幕末に至るまで、山田の町政を荷負ってきた。 == 語源 == 「三方」は「三保」が語源であり、「保」は郷保の意味で戸数が幾つか集まった集落を称した。『神宮典略』に「山田三保、即ち後の三方と云う地域は凡そ何処辺を指したかと云ふに、江坂方、須原方、岩淵方と沼木郷山田村に三保見ゆ。其の屯所を考ふるに江坂は坂世古なり、須原は上中郷を云ふ。岩淵は今も町名に存せり。」とある〔薗田守良『神宮典略』。〕。 橋本安居の『神都雑事記』には、「三方ト云フ事ハ、古ヘ山田ヲ三ツニ分ケテ坂方、須原方、岩淵方と云フ、是ノ三方ノ年寄ノ長タル人家也。故ニ御朱印ニハ年寄共トアリテ『三方』ト云フ名目ナシ。思フニ三方ノ年寄ト云フ、其次ノ郷事ヲ沙汰スル者ヲ『月行事』ト云ヒタルニ、彼ノ三方ト云フ事、役職ノ号ノ如ク成リテ、公武トモニ通ズル事ニナリタル故ニ、月行事年寄ノ月行事ノ字は消エタリ」とある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山田三方」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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