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山田勇男 : ミニ英和和英辞書
山田勇男[やまだ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [ゆう]
 【名詞】 1. bravery 2. courage 3. heroism 
: [おとこ]
 【名詞】 1. man 

山田勇男 : ウィキペディア日本語版
山田勇男[やまだ]

山田 勇男(やまだ いさお、1952年 - )は、日本の映画監督映像作家美術家漫画家北海道生まれ。
== 人物・略歴 ==
1974年、演劇実験室天井桟敷に入団し、寺山修司監督『田園に死す』の疑景工作を担う。その後も、寺山修司の映画『ボクサー』(1977年)、『草迷宮』(1979年)、『さらば箱舟』(1984年)の美術や衣装デザインを担当している。
1977年、札幌にて漫画家・湊谷夢吉らと「銀河画報社映画倶楽部」を結成。稲垣足穂の「一千一夜物語」をモチーフとした8mm映画の処女作『スバルの夜』(1977年)が、オフシアター・フィルムフェスティバル'79(後のぴあフィルムフェスティバル)に入選。続けて『家路』(1981年)は、寺山修司の推選で、ぴあフィルムフェスティバルに入選。これらの作品を含め、湊谷が38歳で病没する1988年までに、「銀河画報社映画倶楽部」として、8ミリ5本、16ミリ3本を制作した。イメージ・フォーラム・フェスティバルへ招待出品した初期作品群は、85年にダゲレオ出版からビデオになっている。1991年から、大宅加寿子の運営するラ・カメラにて、山崎幹夫監督との定期的な上映会ラ・カメラ・フォー・アイズを続けている。2001年にはBOX東中野にて『となりの映像作家 山崎くんと山田さん 山崎幹夫全作品51本+山田勇男全作品59本』の一挙上映が行われた。その他、上映特集には、2003年には「星のシガレット - 山田勇男全映像展」(神戸アートビレッジセンター)や2009年からヤマヴィカスコープ座映像の詩学シリーズ(イルバ・サロン)がある。
現在まで8mmフィルム作品を中心に100本を越えるアート・フィルムを制作。気配・影などの〝ゆらぎ〟、そして夢と現実の〝はざま〟を写し取る、詩的な映像世界を紡いでいる。独自の世界観を持った映像は国内外で評価が高く、フランス、ドイツ、スウェーデンなどで特集上映が組まれている。1992年、ユーロスペースにて『山田勇男監督全作品連続上映』、2004年第50回オーバーハウゼン国際短編映画祭にて日本人として初めての回顧上映、2004年スウェーデン現代美術館メレット・オッペンハイム展の招聘アーティストとしてプログラムが組まれた。、また、16ミリ作品『月球儀少年』(2000)と8ミリ作品『記憶』(2014)がオーバーハウゼン国際短編映画祭で買上げになるなど、作品は美術館や大学にも収蔵されている。
劇場用映画の監督作品には、『アンモナイトのささやきを聞いた』(1992/カンヌ国際映画祭批評家週間招待)、つげ義春原作『蒸発旅日記』(2003)、『シュトルム・ウント・ドランクッ』(2014)がある。
また、〝ヤマヴィカ・ワールド〟とでもいうべきその世界観は映像だけに止まらず、絵画や漫画、文字の世界で、分野を超えた表現を展開している。主な個展は『僕のフェヴァリット』(87年:札幌スペース・グルグル)、『僕のイプノス』(94年:札幌テンポラリースペース)、『山田勇男展~六つの小箱~BOX ART展』(96年:CRUMB-BOM)、『僕のミューズ』(東京ギャラリー百町森)、『YAMAVICA★KALEIDOSCOPE:六月の夜のきれっぱし』(01年:東京LA CAMARA)、『夜のヴェール』(02年:札幌資料館ギャラリー)、『少女繪』(03年:札幌古書ザリガニヤ)、 『山田勇男展「夜の膜」』(03年:ギャラリー池田美術)、『瑠璃展』(08年:ビリケン・ギャラリー)、ミモザ・ギャラリー表参道で上映会と併せた展示会シリーズ(09~2011)、『漫画集「戯れ」ポスター展』(08年:ビリケン・ギャラリー)、『人魚』(09年:ビリケン・ギャラリー)、『人魚の夜と夜:山田勇男人魚幻想画展』(12年:万力のある家)、『山田勇男個展 ヤマヴィカポスター寺山修司映画篇』(14年:ポスターハリスギャラリー)がある。2015年には、欧州初の個展『The Cosmology of Isao Yamada/山田勇男 その宇宙の断片」(Galleri Yamanashi, Stockholm)が開催された。
装丁作品は、『加藤泰資料集』(94年:北冬書房)、鈴木清順『花地獄』(96年:北冬書房)、原マスミ『夢の4倍』(96年:北冬書房)、鈴木翁二『マッチ一本の話』(98年:北冬書房)、つげ義春『つげ義春 漫画術』(93年:ワイズ出版)、安部慎一『美代子阿佐ヶ谷気分』(00年:ワイズ出版)など多数。また独特の手書き書体〝ヤマヴィカ製文字〟は、天野天街演出の流山児事務所演劇ポスター(『田園に死す』、『西遊記』)、宇野亜喜良の展覧会、映画『二十世紀少年読本』(林海象監督)や『シュトルム・ウント・ドランクッ』のタイトル文字などに使われている。
山田についての書籍は『夢のフィールド』(1990年/イメージ・ガリレオ)、『星のフラグメント 山田勇男のあしおと』(2003/ワイズ出版)、インタビュー小冊子『ヤマヴィカ宇宙学』(2014/虹霓社)、展示会カタログ「The Cosmology OF ISAO YAMADA~ヤマヴィカ宇宙学Ⅱ」(2015年/虹霓社)、自身の著作には漫画集『戯れ』(2008/北冬書房)、細密ペン画集『人魚』(2013/北冬書房) がある。
映像作品は、『銀河画報社映画倶楽部アンソロジー I・II 』(VHS/喇嘛舎)、『少女オルフェ/星とプロペラ』(DVD:2007/喇嘛舎)、『蒲団龍宮記(トタン街日和、ふねまくら遠景、薄墨の都を併録)』(DVD/LA CAMERA)としてまとめられている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「山田勇男」の詳細全文を読む




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