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株式会社 山陰放送(さんいんほうそう、''Broadcasting System of San-in Inc.'')は、鳥取県米子市に本社を置き、鳥取県と島根県(山陰地方)を放送対象地域とするラテ兼営の特定地上基幹放送事業者である。略称はBSSで、英文社名もよく「''BSS INC.''」と略記される。 ラジオ(中波放送(AM放送))はJRNとNRNに所属しているクロスネット局で、それとは別に火曜会にも加盟。コールサインはJOHF(米子 900kHz)を筆頭に全4通り。 テレビはJNNに所属しているシングルネット局。コールサインはJOHF-DTV(松江 45ch。この経緯は後述)、リモコンキーIDはキー局のTBSテレビと同じ「6」。 == 概要 == 山陰放送の前身である株式会社ラジオ山陰(ラジオさんいん、略称 RSB:Radio San-in Broadcasting)開局のきっかけは、戦前から無線を専攻し、戦後、境海上保安部通信所長をしていた野坂一郎と、やはり無線技師で弟の陞三(現米子市長野坂康夫の父)がラジオ局開設を検討中、昭和25年(1950年)4月に放送法と電波法が改正になり、本格的に開局を決心したことによる。二人の息子達の構想を聞いて父(すなわち康夫の祖父)の野坂康久が熱意を燃やし、三人で設立申請書を作成、地元財界へ働きかけた〔少年時代の思い出/米子市ホームページ 〕。 康久のよき理解者であった米子信用金庫青砥喜三郎理事長の協力で、坂口平兵衛 (2代)をはじめ田部長右衛門 (23代)、米原章三ら各氏が発起人に参加、三好英之が代表となって昭和27年(1952年)12月に申請書を提出。翌昭和28年9月に予備免許が下りた。 康夫の回想〔通り、開局当時の社屋は米子市東倉吉町のパチンコ店の2階にあった。入口もパチンコ店との共用で、社員や出演者は営業中のパチンコ台の間を抜けて行く必要があった。スタジオはパチンコの騒音を防ぐための防音工事に苦慮したという。このため開局当時は「パチンコ放送局」と呼ばれていた。また、送信所も電電公社(後のNTT、両県では現在のNTT西日本)の施設を間借りしていた〔日本民間放送連盟『民間放送十年史』1961年 pp.537-538〕。 その後、昭和34年(1959年)12月15日にテレビ放送を始め、昭和36年(1961年)6月1日に社名を“山陰放送”に改める。 直接受信できる地域は鳥取県、島根県の大部分、兵庫県、山口県、岡山県、広島県、石川県の一部(ラジオのみ)となっている。 TBS系列で、かつて筆頭株主は朝日新聞と毎日新聞(平成18年(2006年)3月までに東京放送ホールディングスに全株式を譲渡したとみられる)であった。そのため、ラジオでは朝日新聞ニュースと毎日新聞ニュースが交互に放送されていたが、現在は朝日新聞一社の提供である。また、山陰地方に系列局がないテレビ朝日系列やテレビ東京系列の番組も一部放送されている。 現在ラジオ放送は、5:00を起点とした24時間放送(月曜日は4:00開始)で、日曜日(土曜深夜)3:00-5:00と月曜日(日曜深夜)0:00-4:00は放送を休止している。深夜放送は昭和60年(1985年)3月までは午前1時までで終了していたが、「オールナイトニッポン」のネット受けのため同年4月から日曜日深夜(月曜未明)を除いて午前3時までに延長、さらに平成2年(1990年)4月から月-金曜深夜(火-土曜未明)を24時間放送に拡大していたが、土曜・日曜は引き続き深夜の中断時間を継続しており、平成17年(2005年)3月27日までは、日曜日の放送は午前5:55〔5:55まではフィラー音楽(主にクラシック)が流れていた。〕、平成17年4月3日-平成25年3月31日までは4:00からだったが、『あなたへモーニングコール』の終了に伴い、同4月7日から日曜日の朝の放送開始が5時に繰り下げられた。 1980年代から「あいらぶ山陰BSS」のキャッチコピーが使われているが、2004年に開局50周年を迎え、新たに「スイッチ!BSS」のキャッチコピーが登場。また、それに伴いイメージキャラクター「ラッテちゃん」も登場した。なお、近年はラジオ用のキャッチコピーも用意されており、2008年以降は「つながろっ!BSSラジオ」が使われている。 ウォーターマークとチャンネルアイコンは1990年に導入したロゴを使用している(「BSSテレビ」「BSSラジオ」「BSSニュース」等、「BSS」の後に語句が続く場合は旧来のロゴを平べったくしたロゴを使用)。2013年9月から2015年5月頃までは開局60周年にちなみ、頭に「60」をつけたラッテちゃんが追加されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山陰放送」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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