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岑昏[しん こん] 岑 昏(しん こん、? - 280年)は中国三国時代の呉の文官。 呉の最後の皇帝孫皓の寵臣となる。孫皓と共に残虐な行為を行ったとされる。呉が晋に攻め込まれ、晋の軍勢が建業に迫ると聞くと、家臣達が兵士達の士気を上げるために岑昏を斬るようにと上奏し、岑昏は斬られた。しかし結局、間もなく建業は陥落し、孫皓は降伏して呉は滅亡した。 小説『三国志演義』では、岑昏は宦官とされ、建業落城前に斬られない設定になっているが呉滅亡後に呉の全ての悪の元凶とされてしまい、民衆に嬲り殺された。 同時代の十常侍(後漢)、黄皓(蜀)らとともに、国を滅ぼした奸臣として指弾されているが、孫皓の理不尽な怒りを買って処刑されかけた張尚の助命嘆願を行う〔『三国志』張紘伝注・『呉紀』による。当時の役職は尚書。〕など、多少なりとも評価できる行動も取っている。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岑昏」の詳細全文を読む
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