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(n) red-light district =========================== ・ 岡 : [こう, おか] 【名詞】 1. hill 2. height 3. knoll 4. rising ground ・ 岡場所 : [おかばしょ] (n) red-light district ・ 場 : [ば] 【名詞】 1. place 2. field (physics) ・ 場所 : [ばしょ] 【名詞】 1. place 2. location ・ 所 : [ところ, どころ] (suf) place
岡場所(おかばしょ)は、江戸時代、江戸における女郎屋を集めた吉原などの公許の遊廓に対し、私娼屋が集まった歓楽街のことである。 「岡」は「傍目」(おかめ)などと同じく、「脇」、「外」を表す言葉である(例:傍目八目)。 == 概要 == 江戸では、日本橋から一つ目の宿場町である品川・内藤新宿・板橋・千住(江戸四宿)が有名であるが、深川や本郷の根津などが有名であった 〔根津は幕末の1868年(慶応4年)に幕府陸軍奉行による公許を得て根津遊廓となった。根津遊郭は東京帝国大学が近いことから教育上よくないということで、1888年6月末日をもって廃され、翌7月1日からは深川 の洲崎での営業となった。(西川松之助編「遊女」P71)〕。 吉原は、格式も高く、玉代が高いほかに、いろいろなしきたりなどがあったが、岡場所は、格式張らず、代金も安く、気軽に遊べる場所として利用されていた。 寛政の改革で菎蒻島(霊岸島)、あさり河岸、中洲、入船町、土橋、直介屋敷、新六軒、横堀、大橋、井ノ掘、六間掘、安宅、大徳院前、回向院前、三好町、金龍寺前、浅草門跡前、新寺町、広徳寺前、どぶ店、柳の下、万福寺前、馬道、智楽院前、新鳥越、鳥町、山下、大根畠、千駄木、新畑、白山、丸山、行願寺門前、赤城、市谷八幡前、愛敬稲荷前、高井戸、青山、氷川、高稲荷前、卅三間堂など55箇所がとりつぶしになったが、天保13年8月に、残存していた27箇所が、四宿をのぞいて、すべてとりつぶされた。すなわち、深川仲町、新地、表櫓、裏櫓、裾継、古石場、新石場、佃、網打場、常盤町、御旅所弁天、松井町、入江町、三笠町、吉田町、吉岡町、堂前、谷中、根津、音羽、市ヶ谷、鮫ヶ橋、赤坂、市兵衛町、藪下、三田である。 参考文献としては、石橋真国『かくれ里』、石塚豊芥子『岡場所大全』、此花十三枝、などがあげられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岡場所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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