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岡野 雄一(おかの ゆういち、1950年1月11日 - )は、日本の漫画家。自著においては自身のことをペコロスと名乗る。既婚で息子がいる。 == 来歴 == 1950年、長崎県長崎市にて生まれ育った。父は再婚で、親戚にあたる女性と結婚した。その間に生まれたのが、岡野である。父は三菱重工業長崎造船所に勤務するかたわら、斎藤茂吉に師事するアララギの歌人でもあった。 長崎市立勝山小学校(のちに長崎市立新興善小学校、長崎市立磨屋小学校と統合再編され長崎市立桜町小学校と長崎市立諏訪小学校に)、長崎市立長崎中学校を経て、長崎県立長崎東高等学校に入学する。高等学校卒業後に上京し、専門学校でデザインを学んだ〔岡野雄一「本誌デスクも泣いた『ペコロスの母』を知ってますか――新作・傑作選を一挙公開――九十歳認知症の母を見つめる六十三歳の作者。おかしみしみじみ家族の物語」『文藝春秋』91巻3号、文藝春秋、2013年3月1日、310頁。(記事末尾に「(編集部)」との表記あり)〕。 専門学校卒業後は出版社に勤務し、漫画雑誌などを担当した〔。15年間ほど勤務したのち退職し、長崎県に帰郷した。広告代理店での営業、タウン誌の編集長などを経て、漫画家となった。その後、タウン誌や病院の広報誌などに漫画を掲載するようになる〔岡野雄一「本誌デスクも泣いた『ペコロスの母』を知ってますか――新作・傑作選を一挙公開――九十歳認知症の母を見つめる六十三歳の作者。おかしみしみじみ家族の物語」『文藝春秋』91巻3号、文藝春秋、2013年3月1日、311頁。(記事末尾に「(編集部)」との表記あり)〕。当初は単行本を自費制作していたが、地元の書店に置いた『ペコロスの母に会いに行く』と『ペコロスの玉手箱』の売れ行きが好調だったことから、それらを再編集し『ペコロスの母に会いに行く』として西日本新聞社より全国発売された〔「長崎の漫画家原作の映画制作費をSNSで――地元中心に広がる支援」『長崎の漫画家原作の映画制作費をSNSで-地元中心に広がる支援 - 長崎経済新聞 』イレブン、2012年7月16日。〕〔「長崎・眼鏡橋周辺で映画『ペコロスの母』最終ロケ――赤木春恵さんら熱演」『長崎・眼鏡橋周辺で映画「ペコロスの母」最終ロケ-赤木春恵さんら熱演 - 長崎経済新聞 』イレブン、2013年2月7日。〕〔「ペコロスの母に会いに行く」『ペコロスの母に会いに行く / 西日本新聞社の本 』西日本新聞社。〕。のちにNHKによりテレビドラマ化されるとともに、森崎東により映画化された〔「番組詳細」『NHKネットクラブ 番組詳細 プレミアムドラマ「ペコロス、母に会いに行く」 』NHK。〕〔「喜劇の名手、9年ぶりの新作――85歳の森崎監督」『朝日新聞デジタル:喜劇の名手、9年ぶりの新作 85歳の森崎監督 - カルチャー 』朝日新聞社、2013年3月29日。〕。同作で第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。また、母との暮らす日常や作品を執筆する様子が、NHKの『ハートネットTV』にて特集された〔「みつえとゆういち――親子で紡ぐ“認知症”漫画」『ハートネットTV:2012年11月29日の放送 - NHK福祉ポータル ハートネット 』日本放送協会。〕。 なお、『ペコロスの母に会いに行く』で描かれた母親は2014年8月24日に91歳で他界している〔〕。 現在は、毎週月曜掲載の『ペコロスの陽だまりの時間(続・ペコロスの母に会いに行く)』(『東京新聞』)、隔月掲載の『ペコロスの母の思い出』(『しんぶん赤旗』)で、執筆中である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岡野雄一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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