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岩国市交通局(いわくにしこうつうきょく 通称岩国市営バス)は、山口県岩国市および玖珂郡和木町を中心にバスを運行していた地方公営企業による公営バスである。本局は岩国市日の出町3-10にあった。2015年3月31日を最後に交通局を廃止、バス事業は2009年に交通局が設立した子会社の「いわくにバス」に全面譲渡された〔大山典男(2015年4月1日). “岩国市:民営移管、市バスに幕 きょうから便数2割減”. 毎日新聞 (毎日新聞社)〕。 == 歴史 == *1938年(昭和13年)10月1日 - 当時の玖珂郡岩国町による町営バスが発足(所管は土木係)。路線権や車両等は民営バス(青バス、陰陽自動車)より譲り受けたもの。発足時の所有バス台数は8輌。 *1940年(昭和15年)3月 - エビス自動車商会からの路線権や車両等の買収追加を岩国町議会が決議。 *1940年(昭和25年)4月1日 - 合併による市制移行により岩国市営バスに改称(所管は運輸課)。事務所は岩国市錦見大名小路に置く。改称時の所有バス台数は12輌。 *1943年(昭和18年)9月 - 周防自動車からの路線権や車両等の買収を、岩国市議会が決議。 *1949年(昭和24年)6月 - 事務所および車庫を、岩国駅通り三笠橋地区(現在の岩国市今津町一丁目2番)に移す。錦帯橋通り(大名小路)にあった車庫は廃止。 *1950年(昭和25年) - 省営バス(この時点で既に国直営から国鉄自動車部に改組済み)に坂上線の路線を譲渡。一般貸切事業の認可を受ける。 *1954年(昭和29年)4月1日 - 地方公営企業法の適用を受け、地方公営企業組織である岩国市公営企業局のバス事業に移行。 *1957年(昭和32年)9月 - 岩国市公営企業局を廃止し、バス事業を担っていた運輸課と管理課のバス事業関連部分が、岩国市交通局として独立。 *1958年(昭和33年)9月 - 事務所と車庫(本局)を岩国市麻里布町七丁目9番に移転。 *1966年(昭和41年)10月 - 切符販売方式による運賃収受を廃止。翌11月より整理券方式となる。 *1969年(昭和44年)3月10日 - ワンマンバスの試行運転が始まる。 *1973年(昭和48年) - 事業経営の悪化により法再建の適用を受ける。再建計画の開始および最終の年度は昭和48年度から昭和53年度。 *1987年(昭和62年)1月5日 - 財団法人岩国市交通局サービス公社を設立。 *1993年(平成5年)4月1日 - 事務所と車庫(本局)を、現在地に移転。麻里布町七丁目に残った跡地の一部は、株式会社ダイイチ(現・デオデオ)と大蔵省(現・財務省)中国財務局に売却され、現在は、デオデオ岩国店および岩国税務署の庁舎用地となっている。 *1998年(平成10年)10月30日 - 貸切用車両にマーキングデザインバス(岩国市の観光資源の認知を広めるデザインを施したラッピングバス)を導入。この時に導入された車両のデザインは、錦帯橋周辺の四季と岩国城。 *1999年(平成11年)3月25日 - バスロケーションシステムを導入。 *2000年(平成12年)2月29日 - バスカードを導入。同時に山口県共通乗車カードに参加。 *:図案は錦帯橋といちすけ号を組み合わせたもの。発売当初は実写のいちすけ号を用いていたが、現在はデザインイラスト化されたものを用いている。発売券種は、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円(発売額)の4種。ただし、2,000円券は発売当初には存在しなかった。 *2002年(平成年)10月頃 - 公式webページを開設。 *2006年(平成18年)3月4日 - 高速バス「錦帯ブルーライナー」を運行開始 *2007年(平成19年)春 - 岩国市交通局の発行する山口県共通バスカードのうち、発売金額が1,000円のものについて、使用デザインが高速バス「錦帯ブルーライナー」の利用案内(使用車両および路線図)に変更される(3代目のデザイン)。 *2009年(平成21年)10月1日 - 全額出資の子会社「いわくにバス株式会社」を設立。本社は交通局本局内に置かれ、一部の車両・乗務員が新会社へ異動。 *2010年(平成22年)4月1日 - 岩国市交通局所管路線のうち、「錦帯ブルーライナー」を含む一部路線をいわくにバスに移管および運行委託開始。 *2011年(平成23年)4月1日 - 貸切バス事業をいわくにバスに移管。 *2012年(平成24年)12月13日 - 岩国飛行場の軍民共用化に伴い、岩国錦帯橋空港発着路線の運行を開始。 *2015年(平成27年)4月1日 - 全路線をいわくにバスへ移管〔。交通局廃止〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岩国市交通局」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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