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岩本裕 : ミニ英和和英辞書
岩本裕[いわもと ゆたか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いわ]
 【名詞】 1. rock 2. crag 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 

岩本裕 : ウィキペディア日本語版
岩本裕[いわもと ゆたか]

岩本 裕(いわもと ゆたか、1910年3月2日 - 1988年4月19日)は、日本の仏教学者古代インド文学者。京都帝国大学を卒業。京都大学講師東海大学教授を経て、京都橘女子大学教授を務めた。後に創価大学教授。愛媛県生まれ。
== 著述活動 ==
坂本幸男との共訳で岩波文庫全3巻『法華経』や、岩波文庫全4巻(抄訳版)でインド文学史で最大の説話文学集「」(物語の河川が流れこんだ海との意味)を訳したのをはじめ、仏教史・インド哲学関連や、仏教説話関係や中世ヨーロッパの説話との関連を扱った論考もある。
1988年に大著『日本仏教語辞典』(平凡社)を刊行したが、同年に急逝した。同じ平凡社の東洋文庫で、『ラーマーヤナ』原典訳を進めていたが、2巻目で中絶(全7巻予定)〔2012年から翌13年にかけ、中村了昭訳『新訳 ラーマーヤナ』(平凡社東洋文庫 全7巻)が刊行した。〕し、まとめの『著作集』(同朋舎〔後に版元の同朋舎は、業績不振で角川書店の子会社で、角川学芸出版の一部に統合された。現在は図書印刷同朋舎である。〕)も、全5巻刊行予定だったが1・2巻目のみ刊行であった。
極楽と地獄』(新書判:三一書房 1965年)のカバー紹介文に
: 著者はインドの古典語のその文献に通達した学者で、インドの説話文学に関しては世界的権威である。しかも、著者はインド古代史に深い関心と該博な知識を持つ学者としても有名で、彼の書くものはすべて広い視野と深い学殖の産物で読者を驚嘆させずにはおかない。今日わが国のインド学者で、彼ほどレパートリーの大きい学者は他にいないといってよい。彼は常にわが国の仏教学者の視野の狭さを慨嘆し、またかれらに問題意識の欠如していることを非難する。彼は相当ズケズケものをいうので、大分損をしている。その癖、彼の教え子で彼を得とする人の多いのも事実である。それと言うのも彼が嘘を言えない男だからである。彼の書くものにも嘘はない。自己の保身のために筆を曲げたりすることが絶対にないのである。その意味で、本書もまた仏教者の嘘をあばき、仏教の真実の姿を伝えるものであり、まさに著者でなくては書きえない書ということができよう。
とあり個性の強い性格でもあった。著書・論文多数だが評価が確立されていない所が多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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