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岩田レナ : ミニ英和和英辞書
岩田レナ[いわた]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いわ]
 【名詞】 1. rock 2. crag 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 

岩田レナ ( リダイレクト:路加奈子 ) : ウィキペディア日本語版
路加奈子[みち かなこ]

路 加奈子(みち かなこ、1943年11月8日 - )は、日本の女優歌手である〔田中, p.85-86.〕〔キネ旬, p.645.〕〔''路加奈子''、''jlogos.com'', エア、2014年7月30日閲覧。〕〔国立国会図書館サーチ 検索結果、国立国会図書館、2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''・''岩田レナ''東京国立近代美術館フィルムセンター、2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''・''岩田レナ''、日本映画情報システム、文化庁、2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''日本映画製作者連盟、2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''・''岩田レナ''KINENOTE, 2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''・''岩田レナ''日本映画データベース、2014年7月30日閲覧。〕〔''Kanako Michi''インターネット・ムービー・データベース 、2014年7月30日閲覧。〕〔''路加奈子''テレビドラマデータベース、2014年7月30日閲覧。〕〔作品データベース検索サービス 検索結果、日本音楽著作権協会、2014年7月30日閲覧。〕。本名は岩田 レナ(いわた レナ)〔〔、初期には本名で出演した作品もある〔〔〔〔。1962年(昭和37年)に日活ニューフェースとして入社するも、1963年(昭和38年)末に『不倫のつぐない』(監督若松孝二)に主演して、独立系の成人映画界にデビューした〔〔。1964年(昭和39年)、主演に抜擢された『白日夢』(監督武智鉄二)で一世を風靡〔〔、谷崎潤一郎澁澤龍彦が彼女を称賛したことで知られる〔谷崎, p.395.〕〔澁澤, p.383.〕、黎明期の成人映画界のスター女優である〔。「平沢貞通氏を救う会」会員としても知られた〔森川哲郎, p.431.〕〔平沢・森川, p.192.〕。
== 人物・来歴 ==

=== 『白日夢』の時代 ===
1943年(昭和18年)11月8日、神奈川県横浜市に生まれる〔〔。祖父がイタリア人という家系に生まれ、第二次世界大戦後はサンモール学院(現在のサンモール・インターナショナル・スクール)に進学する〔。
1962年(昭和37年)に同学院を卒業、その後、日活に入社する〔。『日本映画俳優全集・女優編』(キネマ旬報社)によれば、日活には「ニューフェイス」として入社したといい、「大部屋女優として映画に出演していた」という〔。同年の「ニューフェイス」であれば第六期、翌年であれば第七期にあたる。第四期ニューフェースであった久木登紀子が、路が入社する前年の1961年(昭和36年)8月16日に公開された『太陽は狂ってる』(監督舛田利雄)〔、2014年7月30日閲覧。〕〔、2014年7月30日閲覧。〕を最後に退社し、1962年2月27日には久木が香取環の名で主演した『』(監督小林悟、製作協立映画、配給大蔵映画)が公開されて、独立系の成人映画界にデビューしているが、1963年(昭和38年)には路も日活を退社し、同年12月31日に公開された『不倫のつぐない』(監督若松孝二、製作新映フィルム、配給日本シネマ)の主演に抜擢されて、路 加奈子の名で独立系の成人映画界にデビューした、とされる〔〔。同作には香取環が佐久間しのぶの名で出演しており、香取を主演とする資料もある〔〔〔、2014年7月30日閲覧。〕。同作の公開の半年前、大蔵映画が製作・配給した『怪談異人幽霊』に本名の岩田 レナで出演、主人公の一条美矢子の友人役を演じた記録が残っており、その翌年の1964年(昭和39年)5月16日に公開された、大蔵映画社長・大蔵貢の実弟である近江俊郎が監督した『この道赤信号』(配給大映)にも本名で出演した〔〔〔〔。『この道赤信号』公開の翌日17日には、ふたたび若松孝二監督による路の主演作『赤い犯行』が公開されている〔〔〔〔〔〔。
武智鉄二は『赤い犯行』における路を観て、自らの次回作『白日夢』の主演に抜擢することを決める〔山田, p.39.〕。同年6月、公開に先行し、同作の原作者・谷崎潤一郎が雑誌『マドモアゼル』六月号にエッセイ『路さんのこと』を寄稿〔〔細江, p.167, 455.〕〔小谷野, p.419.〕、京マチ子春川ますみを好んだ谷崎は、路を指し「日本風の細面の美人より、ブリジッド・バルドーマリリン・モンローのような、グラマーな女性の方が好き」と評した〔〔。新映倫(映画倫理管理委員会、現在の映画倫理委員会)を通過したうえで、同年6月21日、松竹が配給して成人映画として公開された〔〔〔〔。同31日には警視庁が同作中に「わいせつ罪にふれる部分がある」として、新映倫にカットを要請した〔〔毎日, p.749.〕。翌7月には、雑誌『シナリオ』7月号に同作の脚本と、谷崎の『「白日夢」の映画化について』が発表された〔。澁澤龍彦は、『デパートのなかの夢魔 - 「白日夢」のノスタルジアについて』において、「路加奈子は顔の表情には乏しいが、そのオブジェのような裸体は、若々しさにあふれていて、わたしたちの眼を存分に楽しませてくれる。とくに見るべきものは、乳房、-- というよりもむしろ、乳首であろう」と路を評した〔。いわゆる映画産業の斜陽化以降、松竹のような大手が製作配給本数を減らし、映画館では独立系の成人映画を上映する傾向があるなかで、同作のヒットは「ピンク映画ラッシュのひきがねとなった」とされる〔世相, p.126.〕。
日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期の成人映画界のおもな出演者として、扇町京子橘桂子、城山路子(光岡早苗と同一人物)、内田高子、香取環、新高恵子松井康子西朱実朝日陽子火鳥こずえ華村明子森美沙湯川美沙、光岡早苗、有川二郎里見孝二川部修詩佐伯秀男とともに、路の名を挙げている〔。同年7月には、テイチク(現在のテイチクエンタテインメント)からシングル『私をきつく抱きしめて』を発表、歌手としてデビュー、映画『白日夢』をきっかけに同年9月、路は松竹に入社する〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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