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岸辺 露伴(きしべ ろはん、''Rohan Kishibe'')は、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場する架空の人物。 == 作中の人物像 == 杜王町に住む人気漫画家。1979年生まれの20歳(初登場時、1999年時点)。独身。B型。代表作は16歳の時より『週刊少年ジャンプ』にて連載しているデビュー作「ピンクダークの少年」。以前は東京に住んでいたが、東京はゴチャゴチャしていて清々しい気分で仕事ができないという理由により、故郷の杜王町に戻って来たという。 性格は非常に強引でかつ我侭であり、「自分が一番」で「オレ様」なところがあると評されている。作品のリアリティを何より重視し、創作のためには他人への迷惑もあらゆる犠牲も全く省みない。作品への刺激を探求するあまり、奇矯としか表現しようのない振る舞いを数多く見せ、自身が重傷を負ったとしても作品のネタになれば喜びを感じる究極の芸術家気質の持ち主である。漫画を描く理由についても、ただ一筋に「読んでもらうため」であり、金や地位や名声には興味が無いと公言して憚らない。 下書き無しで直接ペンを入れ、ペン先からインクを飛ばしてはみ出さずにベタを塗り、何本も持ったペンで一気に効果線を書き入れるなど人間離れした描画の技術を持ち、アシスタント無しで毎週19ページの連載を成立させている。本人は「4日で描ける。カラーで5日」と答えているが、その後さらに速くなったのか一晩で19ページを描きあげた他、Part6にて時間が何倍にも加速した際、ペン先にインクを付けた次の瞬間にインクが乾いてしまう状況になっても、締め切りを守っていた。しかし、編集者から軽く見られる事を嫌がるため、原稿の書き溜めは行わない。また、彼がアシスタントを雇わないのは、もともと人間関係が嫌で漫画家の道を選んだため、アシスタントを雇う気苦労がつらいからだと語っている。 デビュー作「ピンクダークの少年」は、サスペンス・ホラー的な作品であり、康一の説明によると、「生理的に気持ち悪い(グロテスクな)シーンもあるが、迫ってくるようなスリルと、個性的で本当に居るような登場人物、特徴的な擬音、コミック表紙に描かれた登場人物のカッコいいポーズが魅力的」な漫画であるという〔Part4、および小説版(『“The Book”jojo's bizarre adventure 4th another day』)での康一の感想による。〕。2000年の時点で3部まで連載されているが、この時の露伴によれば、9部までのストーリーや台詞は脳内で全て完成しており、後は描くだけであるという(小説版より。これは、荒木の「ジョジョは9部までの構想がある」という発言を元にしたもの)。彼の元に届くファンレターを見る限り、「ピンクダークの少年」は人によってハッキリ好き嫌いが分かれる作風だと伺える。 国外でも台湾やヨーロッパでは出版されているが、英訳版は未刊行らしい。この事に対し「アメリカ人はセンスがダサイから自分の漫画を理解できない」からと述べている。 尊敬している人物はこせきこうじ(荒木が生まれて初めて肉眼で目撃した漫画家)。しかしこれは読者向けの回答であり、実際には相手が誰であろうと見下しており、自分よりもスゴい人間などいないと考えているのが本音である。大切なものは家族と友人。しかしこれも読者向けの回答に過ぎず、彼にとって漫画以上に大切なものはない。最も好きな事の一つは「自分が強いと思っている奴にNOと言ってやる事」と語っており、自身の代わりに仗助の命を差し出すよう取引を持ちかけた敵に対しても「だが断る」と突っぱねている。このように不遜な性格の持ち主ではあるが、「まるで劇画、みたいな根性の持ち主にグッと来る」と称してジャンケン小僧こと大柳賢を再起不能にせぬまま見逃したり、自分が窮地に立たされた時に助けに来てくれた康一の行動に打たれ「君のそういう所を尊敬するんだ」と素直に褒めたりと、人物によっては敬意を持って接することもある〔なお、仗助とのチンチロリン対決の際、彼に対して「ジョースターさんと康一くんに免じて大目に見ている」と発言しており、ジョセフに対してもある種の敬意を払っているらしい事が窺える。〕。 『岸辺露伴は動かない -六壁坂-』の時点では27歳。『セーラームーン』のフィギュアや『るろうに剣心』の単行本、レッド・ツェッペリンの紙ジャケット、ニコラ・ド・スタールの画集を所有していた事を明かすが、破産した際に画集以外は全て売り払っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岸辺露伴」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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