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島田 荘司(しまだ そうじ、1948年10月12日〔島田荘司(しまだ そうじ)とは - コトバンク 〕 - )は、日本の小説家、推理作家。ロサンゼルスと吉祥寺に居を構えていたが、現在は日本にほぼ在住している。 == 人物 == 広島県福山市に生まれる〔。広島県立福山誠之館高校、武蔵野美術大学商業美術デザイン科を卒業〔小説の魅力「後輩」へ発信/社会問題への洞察 創作の源 - 中国新聞 〕〔山陽小野田市立図書館 - 詳細情報 〕。ダンプカーの運転手、ライター、ミュージシャンなどを経て、1981年に名探偵御手洗潔が登場する『占星術殺人事件』(投稿時の題名は『占星術のマジック』)が江戸川乱歩賞最終候補作品となり小説家としてデビューする〔島田荘司(しまだ そうじ) | 作家紹介 | 翻訳作品紹介 | JLPP 〕。 主な作品に御手洗潔シリーズ、吉敷竹史シリーズがある。吉敷竹史シリーズはTBS系で『警視庁三係・吉敷竹史シリーズ』としてドラマ化されている。その他死刑、冤罪、日本人論、文明論を扱った作品も執筆している。2015年12月現在、御手洗潔シリーズの国内累計総部数は532万5千部に到達している(海外翻訳版、コミカライズ、角川書店分がはノーカウント)〔島田荘司公式Twitter 〕。 本格ミステリーにおける新人の推薦にも力を入れている。松本清張などの社会派推理小説が優勢だった当時のミステリー界に「新本格」推理のジャンルを切り拓き、綾辻行人、歌野晶午らを世に出すなど、1980年代後半から現在のミステリー隆盛に繋がる流れを創った。このことから「新本格」ミステリーの祖とされ、稀に「新本格のゴッドファーザー」「ゴッド・オブ・ミステリー」として称される機会もある。2007年からは、出身地である広島県福山市が開催する「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の選考委員を務め、本格推理小説の書き手を発掘している〔地方自治体が、長編ミステリーを公募するのは全国初の試みである。毎年長編受賞作を選び順次講談社、光文社、原書房より刊行される。2009年度の第1回受賞作には松本寛大『玻璃の家(はりのいえ)』が選ばれた。〕。 また近年では、日本のみならずアジア全体に視野を広げ、本格推理小説の発展を支えている。2008年からは台湾の出版社皇冠文化出版と、日本の文藝春秋、中国、タイの出版社がタッグを組んで開催する「島田荘司推理小説賞」の募集が開始され、その最終選考を本人自ら行っている。2009年には、講談社より刊行される「島田荘司選 アジア本格リーグ」の選者となり、アジア各地域の良質な本格推理小説を紹介している。また日本国内でも2011年3月スタートの南雲堂の本格ミステリー・ワールド・スペシャルというシリーズにおいては二階堂黎人と共に日本国内の新人作家の推理小説を多数編纂・監修、講談社発「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」では講師として60歳以上のベテラン新人を発掘。 2015年3月には御手洗潔シリーズ初の映像化となる『傘を折る女』が単発ものとしてフジテレビ系で放送された。自身の創作においても還暦を過ぎても今尚旺盛な作家活動を展開している。本格ミステリー界を代表する巨匠であり、重鎮的存在。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「島田荘司」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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