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崩砂 : ウィキペディア日本語版
崩砂[くずしすな]

バンサー広東語:虫崩 虫少 bang1sa11〔彭小川,「南海方言的特殊词汇」『粤语论稿』p65,2004年,暨南大学出版社,广州,ISBN 7-81079-491-4〕、)は、かりんとうに似た、小麦粉をこね、油で揚げて作る中国広東省の菓子。に似た形と、きつね色に揚がった、香ばしく、さくさくした食感と、砂糖腐乳を使った独特の甘からい味が特徴。
== 概要 ==
広東省仏山市順徳区大良鎮の地方菓子で、バンサーは地元の方言でを意味する。漢字では「虫崩 虫少」(2文字)の様に書かれるが、ユニコードなどに登録されていない方言字である。一般のコンピュータで表示できないため、同音の「崩砂」、「崩沙」などの字を当て字として使っている場合がある。
乾隆年間(1736年 - 1795年)の53年(1788年ごろ、大良の東門外で梁成章という人が開いた「成記」という店でかりんとうのような薄く硬い揚げ菓子が考案され、その後、李禧という人が開いた「李禧記」という店が現在の形のように蝶の形に改良したといわれ、さらに1920年代になって息子の李翹雲が発酵した小麦粉の種を入れて、さっくりした食感のものに改良した〔廖锡祥、李建明,『美味顺德』pp94-95,2005年,人民出版社,北京〕。現在もそれらの伝統を継ぎながらも味などを改良した製法で、大良にある多くのメーカーが製造している。現在、複数のメーカーが「李禧記」という屋号を企業名に入れたり、パッケージに表示しているが、各経営者は李禧の子孫で親戚関係にあるため、どれが本物、あるいは元祖ということはできず、商標権も一社独占は認められていない。また、広州市などにも製造するメーカーが複数あり、商品は香港の食料品店などでも売られている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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