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嵜本晋輔（さきもと しんすけ、1982年4月14日 - ）は、大阪府出身の元サッカー選手（ミッドフィルダー）。現在は、株式会社MKSコーポレーションの常務取締役・株式会社SOUの代表取締役社長。 == 人物・来歴 == 3人兄弟の三男で、実家ではかつてリサイクルショップを経営。「MKSコーポレーション」とは、長男・将光がその家業を発展させた会社である。 三浦知良への憧れから小学校4年生でサッカーを始めたところ、中学校2年生の時に全国大会への出場を経験したことなどから、サッカー推薦で関西大学第一高等学校に入学。同校3年生の時に地元のガンバ大阪からスカウトを受けたことがきっかけで、関西大学への進学と同時にガンバへ入団した。ガンバでの同期に、大学の同期生でもある井川祐輔、児玉新、日野優といったユース昇格組がいる。 スピードを生かしたドリブル突破が武器のサイドアタッカーで、ガンバでは入団1年目の2001年から、背番号15でJ1リーグの公式戦に出場。もっとも、サッカー選手にしては身体の線が細過ぎたため、当時の監督からは「鶏ガラ」というニックネームを付けられた（元チームメイトの井川が2010年11月19日に自身のブログにて紹介）。結局、2年目以降は公式戦への出場機会に恵まれないまま、3年目の2003年に戦力外通告を受けて退団。翌2004年には、当時JFLに加盟していた佐川急便大阪SCでプレーを続けたものの、シーズン終了後に現役を引退した。なお、21歳の若さでガンバから戦力外通告を受けたことについては、「通告を受けた時には頭が真っ白になったが、若くして戦力外通告を経験したことは、間違いなく（以後の）自分にプラスになっている」と後に述懐している。 佐川急便大阪SCへ在籍中の2004年6月には、「ただの『サッカー馬鹿』で終わりたくない」という決意の下に、長男・将光、二男・晃次との共同出資でMKSコーポレーションを設立。三男である晋輔は、専務取締役として、経理やブランディングなどを任された。ちなみに、社名の「MKS」とは、代表取締役社長の将光、常務取締役の晃次、晋輔の名前のローマ字表記における頭文字から取られている。 MKSコーポレーションの設立当初は、家業を発展させる格好で、利益率の高いブランド品のリサイクルやネットオークションなどの事業を展開。このような新規事業で業績を伸ばしたことや、西宮神社に近い阪神本線・西宮駅前の土地を購入できたことから、2008年7月には現地で洋菓子店「パティスリー ブラザーズ」の1号店を開いた（元チームメイトの橋本英郎2008年7月27日のブログにて紹介）。これを機に、晋輔は、スイーツの開発やパッケージデザインの企画も担当。彼のアイデアから「えびすロール（『食感が「西宮神社の恵比寿様」の頬の感触を連想させる』という和三盆使用のロールケーキ）」「立方体型のシュークリーム」「色の種類が多彩なバウムクーヘン」などのヒット商品が生まれたことによって、2009年8月からは、阪神百貨店梅田本店に常設の店舗を出している。 また、焼きたてチーズタルトの専門店「PABLO（パブロ）」を出店し、平日でも待ち行列が絶えないばかりか、1日に4店舗で合計6,000個のチーズタルトを売り切ったことがあるほどの人気を追い風に、MKSコーポレーション全体で20億円規模の年商を記録するまでに至っている。その一方で、2011年には、同社のブランド品買取事業を「株式会社SOU」として分社化。晋輔は、SOUの社長も兼務するようになった。 ちなみに、晋輔は現在でも、ガンバ時代に着用したチームメイトからのサイン入りユニフォームを大切に保管。「ユニフォームを見るたびに、『ガンバは、お金を稼ぐことの難しさや、お客様の期待を裏切らないプロ意識を学ばせていただいた場所』であったことを痛感する」という（2014年3月14日にMBSテレビで放送された『カワスポ』の特集「戦力外通告を受けて人生カワッタ男たち」でのインタビューより）。現に、MKSコーポレーションは、2012年から「オフィシャルスポンサー」としてガンバに出資。ガンバ時代の晋輔の公式戦デビューの場でもあった（後述）現在のホームスタジアム・万博記念競技場でのホームゲーム開催日には、敷地内にスイーツの販売ブースを出したうえで、彼が率先してチーズタルトや「えびすロール」を販売している。また、ガンバの新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」建設に向けて、スイーツの売上の10%を建設費としてガンバに寄付する「新スタジアムプロジェクトbox」を実施している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「嵜本晋輔」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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