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嵩岳寺塔(すうがくじとう)は、中華人民共和国河南省登封市に建てられた北魏時代の仏塔である。嵩山の南麓に位置し、520年に建立された中国最古のレンガ塔である〔523年とする文献や、520年から525年の間とする文献もある。〕。嵩岳寺はもと北魏皇帝の離宮で、まず520年に仏寺となって閑居寺と名付けられ、620年に寺名が嵩岳寺に改められた。寺は唐代以降廃れ、寺塔以外には清代の遺構がわずかに残るのみとなっている。 == 概要 == 仏教の普及は、中国建築(英語)に大きな影響を及ぼした。仏教は中国に入ると急速な広がりを見せ、6世紀には既に中国全土に行き渡っていた。さまざまな側面から、仏教崇拝の影響を受けた中国文化はそれらを受容し、取り入れて自らの伝統と混合した新たな形を作り出した。南アジアに見られる盛り土型のストゥーパは中国で楼閣型の建築となり、内部に仏舎利が納められた〔サンスクリット語の「ストゥーパ」が「卒塔婆」と漢語に音写され、これが日本では略されて「塔」となった(→仏塔)。〕。 嵩岳寺塔は、外部が十二角形の特徴ある外観となっている。多角形の各辺は上部ほど短くなり、塔は全体として細くなるが、これは側部が直線であった従来の中国建築様式をストゥーパに応用しようとしたものと考えられる。特に5世紀中頃から10世紀にかけてのレンガ塔は、雲崗石窟壁画にも描かれているように、ガンダーラ地方からトルクメニスタン地方にかけての中央アジア型ストゥーパに類似しており、長い年月をかけて仏教由来の様式が中国建築に取り入れられていった様子がうかがえる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「嵩岳寺塔」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Songyue Pagoda 」があります。 スポンサード リンク
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