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嵯峨島 ( リダイレクト:嵯峨ノ島 ) : ウィキペディア日本語版 | 嵯峨ノ島[さがのしま]
嵯峨ノ島(さがのしま)は、五島列島の福江島の北西約4km、東シナ海にある島である。長崎県五島市に属する。2010年国勢調査時点では人口161人で、集落中心部を除く島のほぼ全域が西海国立公園特別保護地区、または同公園特別地域である。カトリック教会と念仏踊り「オーモンデー」が同居する島でもある〔長崎県企画振興部地域づくり推進課,2005.ながさきのしま|長崎のしま紹介【五島】|五島のプロフィール .2015年9月9日閲覧〕〔環境省・長崎県.西海国立公園 嵯峨島案内図(嵯峨島漁港内・千畳敷園地の看板)〕〔財団法人 日本離島センター,1998.「日本の島ガイド SHIMADAS」930p.ISBN 4931230229〕。
== 自然 == 面積3.18km²、南北約3.3km、東西約1.3km、周囲9.5km。北の男岳(おだけ:標高151m)と南の女岳(めだけ:130m)という2火山が裾野で繋がった島で〔〔〔、その形から「ひょうたん島」に例えられる。 島の地質はほぼ全てが玄武岩質溶岩と凝灰岩であり、海岸は殆どが海食崖、または転石海岸である。特に東シナ海に面する西岸は男岳・女岳の頂上付近まで山体をほぼ両断したように削られており、「火山海食崖」をなす。ここは火山の内部構造が露出し、噴出状況が顕著に示されていることから学術的にも著名で、1959年(昭和34年)5月19日に長崎県天然記念物に指定された。男岳・女岳の中間(集落の西側)には凝灰岩が浸食された断崖「千畳敷」があり、火山噴出物が幾重にも積み重なった層理を観察できる。植生は主に照葉樹林だが、海浜植物を含む草原もある〔〔〔。
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