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川内追廻(かわうちおいまわし)は、宮城県仙台市青葉区にある地名。仙台市街地西端、広瀬川右岸の青葉山麓の大橋の南側地区を指す。2008年現在の世帯数は75、人口は144人〔仙台市企画市民局総合政策部政策企画課『町名別世帯数及び人口 (住民基本台帳による)平成20年4月1日現在』。〕。 == 歴史 == 仙台城三の丸とは長沼を隔てた外側、広瀬川の内側にあたり、江戸時代には仙台城の防衛上重要な地であった。大橋の北西角にあたる北側が家臣の片倉家の仙台屋敷で、追廻はその南に続く南北に細長い地区であった。城に近い西側に馬場、その東隣に三つの厩、その隣に馬事にかかわる役人の屋敷が並んだ〔鈴木省三『仙台風俗志(全)』53頁。〕。 明治維新後、仙台城に第二師団が置かれると、建物が取り払われた。射撃場や練兵場、競馬場などとして利用された。1920年代には青葉軌道が長町駅から通町駅まで川内追廻を通って電車を引く計画を立てたが、実現しなかった。 戦後、住宅営団により仙台空襲で焼け出された市民や仙台村などからの引揚者を収容する仮設住宅が建設される。1948年(昭和23年)、営団が解散することが決定し、仙台市に住宅地の買取を打診したが拒否される。これにより、住人が営団から住宅を購入することとなった。しかし、仙台市が川内追廻地区を含む「青葉山公園整備計画」をすでに立てており、「もともと市有地であったところに、住宅営団が仮設住宅を建てたのだから、無償で返却されるべき」という仙台市の立場を採ったため住人と対立が深まった。仙台市は整備計画を続行し、個別に住民と話し合いながら立ち退き料名目で土地の買取を進めインフラストラクチャー整備や住宅の建築確認申請を拒否していたため、電気、水道、道路補修等は自治会によって行われている。 現在に至るまで住民と市の対立が続き、公園整備計画は遅れ、住宅の建築確認は1972年(昭和47年)から認められるようになった。 その後仙台市は、東北農政局に隣接する仙台政府倉庫の敷地を取得し、2009年(平成21年)から市営住宅を建設して集団移転先とする方針を決定。2015年度(平成27年度)開業予定の仙台市地下鉄東西線・国際センター駅(仮称)から仙台城に至る途上にある追廻住宅跡地は、青葉山公園の「いこい・にぎわいゾーン」として再整備される予定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川内追廻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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