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川添 良幸(かわぞえ よしゆき、1947年12月16日 - )は、日本の工学者、東北大学教授。スーパーコンピューターによる計算材料学研究者。 東北大学情金属材料研究所教授、同情報シナジーセンター長、同金属材料研究所計算材料学センター長、 NPO法人科学協力学際センター長、中国復旦大学顧問教授、 アジア計算材料科学コンソーシアム組織委員長、ナノ学会会長など歴任。 == 人物像/研究成果/学会活動 == 宮城県仙台市生まれ。材料設計専用のスーパーコンピューターを多くの利用者に使いやすく設定する、という業務に取り組む。同大客員教授のビジェイ・クマール氏とは共同で、第一原理シミュレーション計算により、フラーレン型シリコン(シリコンフラーレン)の実在を予言。また、バージニアコモンウェルス大学および北京大学との共同研究では、片側だけを水素終端したグラフェン(グラフォン)が炭素原子1個につき、0.5ボーア磁子の強磁性体となることを予言した〔グラフェン強磁性化-半水素化で特定安定-東北大スパコン使い確認 日刊工業新聞 (2009.9.29)〕。近年では、磁性の根源解明にも成功。7年間の歳月を費やし、米国の理論物理学者ジョン・クラーク・スレイターの導き出した磁性原理は必要条件であるビリアル定理を満たしておらず、全くの誤りであることを実証した〔Unified Interpretation of Hund’s First and Second Rules for 2p and 3p Atoms J. Chem. Phys., 133 (2010) pp.16411301-16411319 Takayuki Oyamada, Kenta Hongo, Yoshiyuki Kawazoe and Hiroshi Yasuhara 〕。そして、これらの成果を生み出した研究の基盤となっている第一原理プログラムTOMBO(TOhoku university Mixed-Basis Orbitals ab initio program)を開発する。現在は、独ボッシュ社などと次世代自動車用材料設計の共同研究を実施している。 学会活動ではアジア地区の計算材料学の発展を願い、アジア計算材料学コンソーシアム(ACCMS)を創設。これまでに10回以上の国際会議を開催し、アジア地区に定着した国際研究者集団を形成するまでに至っている。一方、国内では、ナノ学会の立ち上げにも関わり、ナノバイオロジーの活躍も導き出した。社会活動では、NPO科学協力学際センター及び日本語教育e-learningセンター設立にも関わり、理科離れ防止や日本語を世界に広めるため、国内外の若い人材育成に寄与している。 中国琵琶の王暁東氏の後援会長にも就任する。 趣味はクラシックギター、カエルグッズ蒐集、ガーデニングなどで、クラシックギターで東日本大震災のチャリティーコンサートを行った。 またルーローの三角形を使用したラジコンを作るなど様々な分野の研究を行っている〔三角タイヤのラジコン、走行滑らか 仙台・自動車フェスタ-【河北新報】〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川添良幸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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