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左翔太郎 ( リダイレクト:仮面ライダーWの登場人物 ) : ウィキペディア日本語版
仮面ライダーWの登場人物[かめんらいだーだぶるのとうじょうじんぶつ]

仮面ライダーWの登場人物(かめんライダーダブルのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ仮面ライダーW』、及びその関連作品に登場するキャラクターについて記述する。

== 鳴海探偵事務所 ==
本編の主人公らが拠点とする探偵事務所。風都の風花町一丁目二番地二号に建つ古びた玉屋・かもめビリヤード場〔実際の建物は埼玉県川越市にある廃映画館「川越プラザ劇場(旧鶴川座)」。明治23年築の素朴ながらレトロな趣の外観から、現在はロケ現場として多々使用されている。〕の2階に入っている。
本編開始の1年前までは私立探偵・鳴海荘吉が所長を務めていたが、「ビギンズナイト」の一件で死去したため、現在は左翔太郎・フィリップ・鳴海亜樹子の3人が在籍している。業務は主に翔太郎・亜樹子が外部調査で情報を取集し、フィリップがそのキーワードをもとに検索し、事件の謎を抽出・解明するという分業体制で行われている。
失踪したペット探しから著名人の護衛等、探偵稼業として幾つもの依頼を受けており、風都では特にドーパント関連事件の駆け込み寺として有名である様子。事務所の権利者は荘吉の娘で現所長である亜樹子。
; / 仮面ライダーW / 仮面ライダージョーカー
: 演 / 声 - 桐山漣(幼少時:嘉数一星、老人:名取幸政
: 本作の主人公。鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。一人称は「俺」。運営していた鳴海荘吉が不在の今、その意思と看板を受け継ぐ。
: 1950 - 70年代調のハードボイルドに感化されており、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説を愛読〔基本的に劇中では村上春樹による翻訳版を小道具として使っているが、『ビギンズナイト』では清水俊二訳の物が使われている。〕、ハンフリー・ボガートばりのソフト帽を愛用〔これがきっかけで、桐山はハットグランプリ2010 でグランプリを獲得している。〕し、立ち振る舞いなども常にハードボイルドを心がけているが、中身はよくも悪くもお人好しの二枚目半である。そのため些細なことで冷静さを失ってしまいなかなかハードボイルドになりきれず、フィリップや亜樹子に「ハーフボイルド(半熟野郎)」と未熟者呼ばわりされることも少なくない。
: しかし荘吉の下で学んだ探偵術・護身術はそれなりに優秀であり、不測の展開では機転を利かせることも多く、風都では非常に幅広い交友関係と情報網を持っており、探偵として信頼に足る能力を持っている。戦闘中によく左手をスナップする癖がある。
: 幼少からの風都育ちで、風都を大切に思う気持ちは人一倍強く、街に蔓延る犯罪者(本人曰く「街を泣かせる奴」)を決して許さない正義感を持つ。また「風都」の都市伝説から生まれた「仮面ライダー」の呼称にも強いこだわりを持っており、その名を貶める者には強い怒りを見せる。
: 素性的に見れば物語でキーパーソンになることは少ないが、彼の行動が事件の犯人や敵の陰謀を打開させる鍵を握る〔劇場版における翔太郎自身や終盤のシュラウドは、彼の所有するジョーカーメモリに因んで「切り札」とも称する。〕。なお各エピソードは彼の語り部から始まり、事件解決後は彼がタイプライターで報告書を打ち込むという流れになっており、全体的に翔太郎の視点で物語は進んでいく。
:; 『オールライダー対大ショッカー』
:: TVシリーズに先駆けて先行登場。シャドームーンとの戦闘に突如参戦し、サイクロンジョーカー・ヒートジョーカー・ヒートメタルにハーフチェンジしながら戦い、シャドームーンを圧倒して大ショッカー基地まで飛ばした。変身は解かなかったが、本編と同じく彼とフィリップが変身しており、互いに「翔太郎」「フィリップ」と呼び合っている。ここでディケイドと対面したため、後の『MOVIE大戦2010』や『仮面ライダー大戦』で対面した時に互いを認識していた。
:; 『W&ディケイド』
:: 「死人還り」の依頼を受け、調査を進めるうちに亡くなったと思われていた師匠・鳴海荘吉と思わぬ再会を果たし、再び「ビギンズナイト」と対峙する。助手だった頃は半人前を強調するかのようにハーフパンツを履き、ソフト帽は早いと荘吉に禁じられていた。
:; 『オーズ&ダブル』
:: 亜樹子の結婚式で、今は亡き荘吉に代わって共にバージンロードを歩く役を務める。過去の風都で少年時代の彼が津村真里奈と共に登場し、メリッサを助けるため勇敢にドーパントに立ち向った荘吉に憧れを抱いたことが判明した。
:; 『アクセル』
:: 鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。喫茶「白銀」にいたところを、逃走中の竜が接触する可能性があるとして、真倉らに見張られる。最初から竜の無実を信じており、後にリリィの手を借りて真倉達の許から脱出すると、コマンダー・ドーパントと戦う竜に協力する。
:; 『エターナル』
:: ミュージアムが遺した試作型ガイアメモリのドーパントと戦っている所にミーナと出会い、克己の過去を知ることとなる。
:; 『フォーゼ&オーズ』
:: フィリップの復活後もダブルドライバーとロストドライバーを共に携帯し続けており、フィリップの状況に応じてWとジョーカーを使い分けている。最終決戦ではカンナギとの直接対決を望む映司と弦太朗の本心を察し、仮面ライダーの“先輩”として、ソラリス率いるゾディアーツ軍団の相手を引き受ける。弦太朗を暑苦しいと評しフィリップに「似た者同士かもしれないね」と指摘された際は鼻で笑い飛ばすも、弦太朗の「ダチを泣かす奴は許せない」という発言に感銘を受け、妙な絆を築く。後のネット版『仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』24話「先輩ライダーを学べ!ラビットハッチで僕と握手」の「質・問・不・用」で仮面ライダーアクセルに弦太朗は翔太郎と前に一緒に戦ったことを語っていた。
:; 『仮面ライダー大戦』
:: 本映画では翔太郎が単独で登場(最終決戦時には仮面ライダーWとして登場するが、通常時は仮面ライダージョーカーとして戦う)。服装が鳴海荘吉を彷彿とさせる白いスーツにソフト帽に変わったが、依頼は相変わらずペットの犬や亀探しばかりのようである。
:: 昭和ライダーとの戦いに力を貸してもらいに現れた士の要請に最初は乗り気では無かったが、本映画のキーマンである記憶を無くした少年・シュウが風都の住人であることを知ると彼を守るために依頼を請け負い、彼と母親・咲の情報を士に与える。
:; HERO SAGA「KAMEN RIDER W -Playback-」
:: フィリップの台詞とジオラマにのみ登場。仮面ライダージョーカーに変身し、アイスエイジ・ドーパントとトライセラトップス・ドーパントの2体と戦っていた。
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; / 仮面ライダーW
: 演 / 声 - 菅田将暉(幼少期:橋本智哉〔オープニングのクレジット表記は第3話では「幼いフィリップ」、第14話では「幼少期の若菜の弟」と表記。〕)
: 本作のもう1人の主人公。一人称は「僕」。
: 10年前にミュージアムによって全ての記憶を消された上で、組織に幽閉されながらガイアメモリの開発に携わっていたが、1年前のビギンズナイトにて翔太郎と荘吉に救出された。「フィリップ」の名前は荘吉がフィリップ・マーロウに因んで付けた物〔『MOVIE大戦2010』の『ビギンズナイト』で判明。〕で、同時に荘吉から生き方を教わったことにより、翔太郎と共に「2人で1人」の私立探偵と仮面ライダーを務める。
: 「地球(ほし)の本棚」に検索をかけることで、あらゆる知識・技術・体術などの取得・実践を可能とする特殊能力の持ち主。ゆえに探偵業においては、翔太郎が外部調査で収集した情報をキーワードとし、検索によって事件の全貌を解明する役割を担う。
: 翔太郎とは対照的にマイペースかつクールな性格だが、幅広く深い知識を持つ一方で常識や既成概念に疎く、一度検索を始めると終了するまで周囲が一切目に入らなくなる。一方で一度検索の完了した知識には殆ど関心を示さず、その興味の対象は日々変化する。当初は知識・データのみを重視することが多かったが、翔太郎と共に探偵業を行ううちに、仲間のピンチには自身の危機も顧みずに戦線に立つなど理屈を超えた感情面での行動を見せるようになり、特に翔太郎に対しては唯一無二のパートナーとして絶対的な信頼を寄せるようになる。
: 街のアイドル園咲若菜の熱烈なファンであり、飽きっぽい彼が唯一飽きずかつ理論抜きの個人的な視点で捉えている相手でもある。
: その正体は園咲家の長男で末子「園咲 来人(そのざき らいと)」であり、12年前、ミュージアム中枢の「ガイアゲート」に落ちたことで死亡している。現在のフィリップは「地球の本棚」の力を得て、肉体がそのデータそのものから再構成された存在。物語終盤までは「地球の本棚」にも自身の記憶・園咲に関する項目は削除されていたりロックがかけられており、自分の出自や正体を探ることができなかった。真実を知った後は、憧れの存在で姉であった若菜とも敵対することになるものの、園咲家全体を救い出す覚悟を決めて戦う。
: 琉兵衛によるガイアインパクト計画の際、クレイドールエクストリームに制御データとして取り込まれたが、シュラウドの助言・翔太郎の機転・エクストリームメモリの力によって再び肉体を取り戻し、琉兵衛=テラー・ドーパントを撃破する。しかしデータの集合体として分解された代償は大きく、消滅は時間の問題、Wへの変身もあと一度きりの状態であった。そして若菜を拉致しガイアインパクト計画を乗っ取った加頭順=ユートピア・ドーパントの野望を阻止した直後、変身解除と同時に「僕たちは永遠に相棒だ、この地球がなくならない限り」と翔太郎に言い残し、消滅した。
: その後フィリップが消滅した事実を知った若菜の意思によって密かに新たな肉体を授けられ、復活することになった。肉体の再構成には約一年を要し〔劇中のカレンダーから2011年8月〕、その間は人知れず、新たなエクストリームメモリの中から翔太郎を見守っていた。ガイアスペースの中で父・琉兵衛をはじめとする家族と再会し、以前の絆を取り戻した彼らから地球の未来を託され、家族の想いを背負って戦い続けることを誓う。
:; 『オールライダー対大ショッカー』
:: TVシリーズに先駆けて先行登場。シャドームーンとの戦闘に突如参戦し、サイクロンジョーカー・ヒートジョーカー・ヒートメタルにハーフチェンジしながら戦い、シャドームーンを圧倒して大ショッカー基地まで飛ばした。変身は解かなかったが、本編と同じく彼と翔太郎が変身しており、互いに「翔太郎」「フィリップ」と呼び合っている。ここでディケイドと対面したため、『ディケイド』TVシリーズの後日談となる『MOVIE大戦2010』で対面した時に互いを認識していた。
:; 『W&ディケイド』
:: 荘吉を前に動揺する翔太郎を諌める。実は翔太郎の知らないもう1つの「ビギンズナイト」を「地球の本棚」で体験している。
:; 『オーズ&ダブル』
:: 亜樹子のマリッジブルーに興味を示す。
:; 『アクセル』
:: 鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。喫茶「白銀」にいたところを、逃走中の竜が接触する可能性があるとして、真倉らに見張られる。最初から竜の無実を信じており、後にリリィの手を借りて真倉達の許から脱出すると、コマンダー・ドーパントと戦う竜に協力する。
:; 『エターナル』
:: ミュージアムが遺した試作型ガイアメモリのドーパントと戦っている所にミーナと出会い、克己の過去を知ることとなる。
:; 『フォーゼ&オーズ』
:: 復活以降もコンビでの探偵・仮面ライダーとして戦闘を続けている。以前と違いジョーカーの存在があるためか、自身の好奇心からの検索を優先させるなど、他の事情のためにWへの変身を渋ることもある。検索能力によってレム・カンナギの目論見を察知し、最終決戦では弦太朗に“先輩”と呼ばれて感慨深げに変身し、ソラリス率いるゾディアーツ軍団の相手を引き受ける。本作では亜樹子に代わり弦太朗に変身後無防備になる体を支えられた。
:; 『Zを継ぐ者』
:: 本編の32話と33話の間に起きたエピソードで、ある理由で行動ができなくなった翔太郎の変わりに「左翔太郎」を名乗り事件の解決に奔走する。ロストドライバーを使用して「仮面ライダーサイクロン」に単独で変身する。
:; HERO SAGA「KAMEN RIDER W -Playback-」
:: 石ノ森章太郎ショウタロウと呼んでいる。石ノ森にジョーカーメモリを渡し、サイクロンメモリで石ノ森と共に仮面ライダーWに変身する。
:: 実際は本編48話で消滅後、復活の過程で「身体を持たない者が行く世界」に迷い込んでしまっていた。その際、データ人間という特徴から彼の記憶がその世界を侵食し、風都へと変えてしまう。
:: なお、「悪魔と相乗りする勇気」を持たない石ノ森がWへ変身できたことについて、フィリップは「自分と石ノ森の間に『姉に対する慚愧の念』という共通点があったから同調することができた」と推測している。
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: 演 - 山本ひかる(幼少期:植田紗帆
: 荘吉の娘で、鳴海探偵事務所の権利者。一人称は「私」。
: 20歳だが童顔で子供っぽい言動のため、翔太郎や周囲にはしばしば女子中学生呼ばわりされる。大阪で長く暮らしていたが、荘吉の所在を追って風都に来た。
: 予想外の出来事が起きた時の「私、聞いてない!」が口癖。また、常時携帯する専用スリッパで相手(ドーパントも含む。大抵は翔太郎が餌食になるが、オールド・ドーパントが放ったオールドクリークを受けて老人となった翔太郎にはできなかった)を問わずに突っ込みを入れる。
: 当初は翔太郎らを事務所から追い出そうとするが、ドーパント事件に巻き込まれた一件で考えを変え、勝手に探偵事務所所長を名乗ってそのまま事務所に居座る。普段は経理などを取り仕切っているが、目立ちたがり屋で自分の出番に関して敏感な上、良くも悪くも行動力にあふれているため、好奇心に近い行動原理で危険な事件にも強引に首を突っ込み、しばしば翔太郎の調査の足を引っ張る。しかし、その強引な行動や自由な発想による発言が事件解決の糸口になることも多く、父親譲りの正義感で体を張って依頼人を救うこともある。
: なお物語前半ではフィリップ、後半では竜に好意を抱いている節が見られ、その部分がコミカルに描かれている。反面翔太郎に対する日頃の扱いは上記のスリッパも含め雑であるが、根幹に抱える信頼は非常に厚い。
: 翔太郎とフィリップのコンビに亀裂が入った際には仲を取り持ったり〔その際、二人だけの場を作って自分は一歩引いた位置にいたりと「本当に大事な場面では日頃のやかましさからは考えられない位ちゃんと場の空気を読むことのできる娘」と製作スタッフは語っている。〕、若菜や互いにいがみ合う園咲姉妹に絶望したフィリップに家族を取り戻す気持ちも持たせるなど、鳴海探偵事務所を支える重要な役割を果たしている。『戦国MOVIE大合戦』では彼女にそっくりなチャチャが登場。
: テレビ本編終了後、『オーズ&ダブル』で照井竜と結婚し、「照井亜樹子」になるが、自身の周囲の人物が皆仮面ライダーのため「仮面ライダーアレルギー」に陥ったり、竜を誤解して離婚しようとするなど、夫婦関係は波乱万丈。
: 夢の中という限定付きだが一度だけ翔太郎と一緒にWに変身したことがある。
:; 『W&ディケイド』
:: 父の死を知り一時ショックを受けるも、翔太郎から聞いた父のポリシーを受け継ぎ、依頼人のためにと気丈に「死人還り」を捜査する。
:; 『オーズ&ダブル』
:: 照井竜と入籍するが、自分の周りの男性が全員仮面ライダーであり、自分より事件解決を優先する態度に憤慨、“仮面ライダーアレルギー”に陥ってしまう。そしてプテラノドンヤミー(雄)に連れ攫われ、メモリーメモリの能力で父の過去を知ることになる。
:; 『アクセル』
:: 照井との結婚後の生活が描かれており、充実した日々を送っていたが籍を入れたにも関わらず夫が自分の事をいつまでも「所長」と呼んでいて、下の名前で呼んでくれない事に関してだけは不満を抱いている様子が描かれている。
:: 夫がとある事件に巻き込まれ指名手配された時には、自分以外の女と逃亡した竜に激怒し、離婚届を携えて独自に追跡を開始し中盤で彼を捕えて問い詰めるが、その際に竜が葵を名前で呼んだ事で不満が爆発、離婚を決意してしまう。その後、失意に暮れていたところを相模に捕まり、人質にされてしまうが、竜によって救い出され、彼の言葉と葵の後押しにより和解する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「仮面ライダーWの登場人物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 List of Kamen Rider W characters 」があります。




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