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左翼・右翼 : ミニ英和和英辞書
左翼・右翼[さよく うよく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

左翼 : [さよく]
 【名詞】 1. left wing 
: [みぎ]
 【名詞】 1. (1) right hand side 2. (2) above 3. afore-mentioned 4. foregoing 5. forgoing 
右翼 : [うよく]
 【名詞】 1. right-wing 

左翼・右翼 : ウィキペディア日本語版
左翼・右翼[さよく うよく]

左翼・右翼(さよく・うよく、:left-wing and right-wing、left–right など)とは、政治的立場や政治思想政党などを、1つの側面の政治的スペクトルに沿って位置づける、一般的な方法である。伝統的な意味では革新勢力を左翼(左派)、保守勢力を右翼(右派)と呼ぶが、時代や立場や視点によっても変化する。
== 概要 ==

左翼右翼」という構図は、範囲が広く、複雑な疑問への説明である。左翼と右翼は、通常は両端の対立勢力である。しかし実際には、個々の個人や政党が1つの事柄を行う立場としても「左」や「右」との用語が使われる。この言葉はフランス革命後の国民議会での座席位置で、革新または急進主義が「左翼」、保守が「右翼」と呼ばれた事が起源である 〔広辞苑第六版〕。
伝統的には、左翼には進歩主義社会自由主義社会民主主義社会主義共産主義アナキズムなどが含まれ〔JoAnne C. Reuss, ''American Folk Music and Left-Wing Politics'', The Scarecrow Press, 2000, ISBN 9780810836846〕〔Van Gosse, ''The Movements of the New Left, 1950 – 1975: A Brief History with Documents'', Palgrave Macmillan, 2005, ISBN 9781403968043〕〔Berman, Sheri. "Understanding Social Democracy". http://www8.georgetown.edu/centers/cdacs//bermanpaper.pdf. Retrieved on 2007-08-11.〕〔 Brooks, Frank H. (1994). The Individualist Anarchists: An Anthology of Liberty (1881–1908). Transaction Publishers. p. xi. "Usually considered to be an extreme left-wing ideology, anarchism has always included a significant strain of radical individualism...〕 、右翼には保守主義、反動主義、王党派国家主義ファシズムなどが含まれるが、西側諸国の勝利に終わった20世紀後半の冷戦終結を受けて、戦間期に存在した立憲君主制及び多党制民主主義体制に復帰する国が増えたソビエト連邦崩壊後の現在社会において、左翼(革新派)と右翼(保守派)の定義は曖昧となり、さらにはかつて鉄のカーテンによって封鎖されていたソビエト共産党体制の内実が明らかになるにつれ、社会主義及び共産主義運動の思想的再定義に直面した思想史研究者を中心として、冷戦時代には極右体制の代名詞として規定される事が多かったファシズム全体主義)を、ムッソリーニなどに代表されるその思想的源流から客観的に考察するという側面から広義の左翼(極左)の一種であると再規定される事も多くなっている。〔The Concise Columbia Encyclopedia, Columbia University Press, ISBN 0231056788 "Fascism, philosophy of government that glorifies nationalism at the expense of the individual. ... The term was first used by the party started by MUSSOLINI, ... and has also been applied to other right-wing movements such as NATIONAL SOCIALISM, in Germany, and the FRANCO regime, in Spain."〕 。
「左」や「右」の用語は、単純な説明だけではなく、特定の視点でも使われる。現代の政治的な用法では、「左」は典型的には労働者への支援を主張し、「右」による上流階級の利益への支援を批判する。他方、「右」は典型的には個人主義(経済的な自由主義)への支持を主張し、「左」による集産主義への支援を批判する。
後房雄は、ノルベルト・ボッビオは左右の分岐点を「自由と平等のどちらに重点を置くのか」と指摘したとし、自由を重視する右、平等を重視する左という構図は時代により中身は変わりながらも続く、とした〔朝日新聞 2012年11月27日朝刊 p17「リベラルは消えたのか」〕。
しかしこの用語を使用した論争は、何を「左」や「右」と呼ぶかという意味を離れて、しばしば感情的な偏見や先入観が発生し、論点を変えてしまっている〔 David Boaz, ''The Politics of Freedom: Taking on The Left, the Right, and the Threats to our Liberties'', Cato Institute, 2008, ISBN 9781933995144〕 。このため複数軸によるノーラン・チャートなどの政治的スペクトルの分析・分類も使用されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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