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平衡接続(へいこうせつぞく、balanced line)とは、音響・有線通信回線で、等長、等間隔の2本の電線を利用して電気信号を送る方法で、1本の線に元の信号を、もう1本の線に位相を反転させた(逆位相の)信号を送る(信号が平衡関係にある状態)こと。 差動信号 (differential signaling) ともいう。 2本の電線はどちらも接地されない。耐ノイズ性能が高い伝送方式である。 == 電話における平衡接続 == 電話の場合は、電話局の交換機と利用者(電気通信事業者からみると「加入者」)の電話機(「端末」)との間にL1・L2の2本の電線を設置し、L1に正方向(プラス方向)の音声信号が起きるときに、L2には逆方向(マイナス方向)の信号が起こる。電話線の場合は電話局から末端の電話機までの間(「線路」という)のインピーダンスが、長距離伝送に有利な600Ωに保たれている。電話の「線路」が何kmも伸ばせるのは、平衡回路であり、かつインピーダンスが低く保たれているためである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平衡接続」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Balanced line 」があります。 スポンサード リンク
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