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帝国船舶株式会社(ていこくせんぱく)は、第二次世界大戦期の日本に存在した海運会社である。戦時体制下での外国船による船腹確保を目的として、大手海運会社9社の出資により設立された国策会社であった。 == 沿革 == 1937年(昭和12年)の日中戦争開始による軍需輸送の増大や、1939年(昭和14年)の第二次世界大戦開始による世界的な船舶需要拡大、各国の海運統制強化などのため、日本は商船の船腹不足に悩むようになった。そこで、外国船取得による自国商船確保を目的として、政府の要請を受けて設立されることになったのが帝国船舶である〔日本郵船(1971年)、下653頁。〕。 設立には、日本郵船、大阪商船、三井物産(船舶部)、山下汽船、川崎汽船、国際汽船、大同海運、三菱商事(船舶部)および辰馬汽船の大手海運会社9社が参加した。資本金1000万円は各社が均等出資し、役員も各社へ1人ずつ均等に割り当てられ、代表者には国際汽船社長の黒川新次郎が選ばれた〔「海運統制の前進“帝国船舶”の誕生―興味ある船腹拡充 国策会社の意義 」『神戸新聞』 1940年6月24日。〕。 設立後は政府の統制下で運営されたが、太平洋戦争終結後の1946年(昭和21年)11月に株主総会で解散が決議され、消滅することになった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「帝国船舶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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