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『帝都物語』(ていとものがたり)は、荒俣宏による日本の小説、またこれを原作とする映画、アニメ、漫画。 == 概要 == 1985年(昭和60年)から発表された荒俣宏の小説デビュー作である。1987年(昭和62年)の第8回日本SF大賞を受賞し、1988年(昭和63年)には映画化された他、様々なメディアミックスが行われ、荒俣の出世作となった〔坪内祐三『私の体を通りすぎていった雑誌たち』新潮社、2005年、p.247〕。1983年創刊の角川書店の『小説王』に創刊号から通巻13号の1984年13号まで13回が連載され〔オデッサの階段 #18 荒俣宏のファンタジー フジテレビ公式サイト内〕、その後は新書判レーベル「カドカワノベルズ」の書き下ろしで発表された〔帝都物語〈9 喪神篇〉 (カドカワノベルズ) BOOKSデータベースより〕。ベストセラーとなり、荒俣は印税を約1億5千万円得た〔吉田豪、掟ポルシェ『電池以下』アスペクト、2012年、p.142。荒俣宏インタビュー。〕が、たちまち書籍代に消えてしまった〔荒俣宏「あっという間になくなった」 1億超える印税の驚くべき使い道 週刊朝日 2012年8月3日号〕。 平将門の怨霊により帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲とその野望を阻止すべく立ち向う人々との攻防を描いた作品。明治末期から昭和73年まで約100年に亘る壮大な物語であり、史実や実在の人物が物語に絡んでいるのが特徴。著者の荒俣宏がこれまでに蓄積した博物学や神秘学の知識を総動員しており、風水を本格的に扱ったおそらくは日本最初の小説と目される。陰陽道、風水、奇門遁甲などの用語を定着させた作品でもある。 外伝として江戸時代を舞台にした『帝都幻談』、幕末期を舞台とした『新帝都物語』『龍神村木偶茶屋』が執筆された。また設定が本シリーズと若干異なるが、『妖怪大戦争』にも加藤保憲が登場する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「帝都物語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Teito Monogatari 」があります。 スポンサード リンク
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