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常染色体優性多発性嚢胞腎 : ミニ英和和英辞書
常染色体優性多発性嚢胞腎[つねせんしょくたいゆうせいたはつせいのうほうじん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とわ, じょう]
  1. (adj-na,n) eternity 2. perpetuity 3. immortality
染色 : [せんしょく]
  1. (n,vs) staining 2. stain 3. dyeing 
染色体 : [せんしょくたい]
 【名詞】 1. chromosome 
: [しきさい, いろ]
 【名詞】 1. (1) colour 2. color 3. (2) sensuality 4. lust 
: [ゆう]
  1. (adj-na,n) actor 2. superiority 3. gentleness
: [た]
  1. (n,pref) multi- 
多発 : [たはつ]
  1. (n,vs) repeated occurrence 
多発性 : [たはつせい]
 【名詞】 1. multiple 2. poly-
: [はつ]
  1. (n,suf) (1) departure 2. (2) beginning 3. (3) issued by (e.g., document) 4. (4) counter for gunshots 

常染色体優性多発性嚢胞腎 : ウィキペディア日本語版
常染色体優性多発性嚢胞腎[つねせんしょくたいゆうせいたはつせいのうほうじん]

常染色体優性多発性嚢胞腎(''Autosomal dominant polycystic kidney disease'', ADPKD)は、腎疾患のひとつ。
多発性嚢胞腎の1タイプであり、ポリシスチン蛋白をコードする遺伝子の異常によって、腎臓に嚢胞が多発し、徐々に腎不全に至る疾患である。
尿細管・間質には炎症所見がみられ、実質正常細胞がアポトーシスを起こし線維化する。終末期には、嚢胞を線維の帯が囲むようになる。
長く治療法は対症療法しかなかったが、2014年に世界初の治療薬トルバプタン(商品名:サムスカ)が発売を開始した〔大塚製薬について>ニュースリリース>2014年>腎臓の希少疾病ADPKD患者さんのための錠剤「サムスカ®錠30mg」を国内で発売 〕。
== 病態 ==

両側の腎臓において、細胞外マトリックス異常に起因して、既存の尿細管上皮の1%から発生した尿細管上皮が脱分化・増殖し、肉眼的に見える孤立球状嚢胞が年齢と共に増加。腎臓の皮質・髄質の「Bowman嚢から腎乳頭先端」のどこにでも多発する。嚢胞は径数mmを超えると、4分の3は尿細管から分離し、孤立嚢胞を形成する。上皮が腔内へ尿様の電解質液を分泌する(上皮の極性は保持される)ため、嚢胞は徐々に増大するとともに、腎は概形は保ちつつ両側性に肥大し、時に3kgにも達する。腎杯はおおきく歪む。この嚢胞は、周辺実質の機能障害を起こし、炎症細胞が浸潤し、正常細胞がアポトーシスするため、腎機能が低下する。
嚢胞の拡大につれて周囲動脈は伸展し障害され、糸球体濾過量(GFR)低下とレニン-アンジオテンシン系賦活によって、高血圧を起こす。20代 - 30代に発症(gene carrierは80歳までに100%が発症)する。終末期には、間質の線維化と細動脈硬化によって、半数は70歳までに腎正常実質はわずかになって末期腎不全に至る。このとき、腎臓はもとの数倍の大きさになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「常染色体優性多発性嚢胞腎」の詳細全文を読む




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