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常盤井宮(ときわいのみや)は、鎌倉時代から室町時代にかけて存在した宮家。世襲宮家の体裁を最初に備えた宮家であると規定される〔今谷明「中世の親王家と宮家の創設」『歴史読本』2006年11月号〕。始祖は亀山天皇(法皇)の皇子・恒明親王。 == 歴史 == 恒明親王は父・亀山法皇の最晩年に生まれた皇子で、母が当時権勢を誇った西園寺家の出であることもあって寵愛を受けた。恒明親王は亀山法皇の遺詔により、後二条天皇の後、大覚寺統を継ぐ儲君と定められ、また、亀山法皇の遺領の大半も譲与された。だが、亀山天皇の嫡男である後宇多上皇は、遺詔を認めれば皇統が分裂してしまうことになると主張して鎌倉幕府に働きかけた結果、亀山法皇の遺詔が実現を見ることはなく、恒明親王が天皇に即位することはなかった。 恒明親王の子孫はその後も続き、亀山法皇から伝領した遺領と御所の常盤井殿にちなんで常盤井宮と称し室町時代後期まで続いた。第4代直明王以外は、親王宣下が確認されている。 第6代恒直親王の後は子孫が確認されておらず、事実上断絶した宮家として扱われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「常盤井宮」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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