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常磐線(じょうばんせん)は、東京都荒川区の日暮里駅から千葉県北西部、茨城県、福島県の太平洋側を経由して宮城県岩沼市の岩沼駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。 列車運行上の常磐線は、東北本線区間である上野駅 - 日暮里駅および岩沼駅 - 仙台駅間を含めた、東京都台東区の上野駅から宮城県仙台市青葉区の仙台駅までである。 また、通常運転系統上の「常磐線」は、中距離列車や特急列車などの列車系統のみを指し、取手駅以南の複々線区間を運転する電車系統の快速電車・各駅停車とは区別される。本記事での運転系統としての記述は主に前者について取り上げる。 特急・中距離列車と快速電車は、一部が上野東京ラインを経由して東海道本線(以下、特に必要がない限り東海道線と記す)品川駅まで乗り入れる。なお、本記事では上野駅 - 東京駅 - 品川駅間について、常磐線内に方向に合わせて品川行きを「上り」、品川発を「下り」と記述する。上野東京ラインの運行が開始された2015年3月14日のダイヤ改正以降は、品川駅から仙台駅間を常磐線と称する場合もある〔『交通公社の小型全国時刻表2015年3月号』に「品川―上野―土浦―水戸―いわき(常磐線)」「いわき―原ノ町―仙台(常磐線)」との記載がある。〕。 2011年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による被害と、それに起因した福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域(事故発生当初は警戒区域)設定のため、竜田駅 - 原ノ町駅間および相馬駅 - 浜吉田駅間が運行休止となっている。相馬駅 - 浜吉田駅間では2016年12月まで〔の運行再開を目処に復旧工事が行われている(詳細後述)。 == 概要 == 東京から仙台までを、水戸・いわき・相馬など太平洋沿岸地域を経由して結ぶ路線である。首都圏と沿線各都市を結ぶ特急列車や、日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車が運行されている。また首都圏側では東京への通勤輸送の役割も担う。綾瀬駅 - 取手駅間は急行線(快速線)と緩行線の線路別複々線となっており、緩急分離運転を実施している(運転行態については後述)。 全線が電化されているが、茨城県石岡市柿岡にある「気象庁地磁気観測所」への影響を考慮して、上野駅から取手駅までは直流、藤代駅より北はすべて交流でそれぞれ電化され、取手駅と藤代駅の間にデッドセクションが設けられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「常磐線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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